内容説明
地球以外の星に、生きものはいるんだろうか？なぜ、みんないつか死ななければならないんだろう？算数とか数学って、生活のなかで役に立つんだろうか？―北欧の人気サイエンス・ジャーナリストが、１０代に向けておくる“思考するための”科学入門書。
目次
１ となりの星にＥ．Ｔ．はいるのか（いつから宇宙人がいると信じるようになったのか；生命って、なんなんだろう；生命はどうやって生まれたのか ほか）
２ ぼくたちは、なぜ死ぬのか（死とはなにか；死ぬ原因にはどんなものがあるのか）
３ おもしろくて、おかしな数の話（５まで数えられないカラス；エビを仲よくみんなで食べるには；秘密の暗号 ほか）
著者等紹介
ニュート，アイリック［ニュート，アイリック］［Ｎｅｗｔｈ，Ｅｉｒｉｋ］
作家、科学ジャーナリスト、翻訳家。１９６４年ノルウェーのオスロに生まれる。オスロ大学で天体物理学を専攻。『世界のたね』でブラーゲ賞最優秀作品賞と、ノルウェー文化省最優秀ノンフィクション賞を、『未来のたね』でノルウェー文化省最優秀ノンフィクション賞を受賞。そのほか、北欧学校図書館協会児童書賞など多数の児童書賞を受賞。その著作はあわせて、２１か国語に翻訳されている。テレビの科学番組にも多数出演。科学の楽しさを伝える講演活動も精力的に行っている
枇谷玲子［ヒダニレイコ］
大阪外国語大学（現大阪大学）卒業。翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
びっぐすとん
17
図書館本。「宇宙」「死」「数」についての子供向けの本。小学5,6年になったら理解できるし、引き込まれる内容だと思う。子供には漠然と怖い死について、真正面から怖がらせずに語りかけているのがよい。２進法や８進法なども分かりやすい説明（それでも私には解ったような解らないような感じだが）で、難しいことも解りやすいたとえなどで、子供の興味を切らさない。本国では３つの作品だったものが日本版では１つにまとまっているので本としては厚いが、テーマごとに分けて読めばそんなに長くはない。理数好きな子供にお薦め。2019/11/28
みかん山のみかん
12
読メの方の読んだ本を見て興味が出て、手に取った。 小学校高学年から、中学校生向けの科学本という。読む前、ふと思った。これも読むのに苦痛を感じたならどうしよう、もう私は、科学とは無縁の本のみ読書しようと・・・で読んだらとても良かった。翻訳も良かったのだろう。アイリック・ニュートという人の脳の中を旅行したような錯覚にとらわれた。理解することが出来たとは言い切れないけど、なんとなく感覚で理解できたかなと思いがする。他の著書も読んでみたい。 2013/02/22
くまこ
9
著者は、ノルウェーの作家・科学ジャーナリスト。子供の知的好奇心を刺激しようという意図がよくわかる、素晴らしいガイドブック。SF小説の挿し絵から、ミケランジェロの壁画、毛髪つきの骸骨の写真なんてのも載っている。子供向け過ぎて物足りないという方は、一番印象に残ったジャンルを検索し、どんどん読書すればいいと思う。算数でも理科でも、好きなだけ勉強してみるのも楽しい。2012/12/23
kaizen@名古屋de朝活読書会
6
科学読物＝サイエンスフィクション(SF)を読むための基礎知識としてよい。 SFに出て来る話題の背景，科学的発想がどういうところにあるかを知るのによい 百科事典のようなもの。 コラムがたくさんあり，面白い。 用語解説がもう少しあってもいいかも。2012/07/11
るう
5
小学生の頃たしか『宇宙のひみつ』という学習漫画本が大好きで、その頃からあまり宇宙の知識は増えていない気がする。あれからうん十年、技術の進歩で宇宙の謎は解明されてきた部分と謎のままの部分あり。地球以外に生命は存在するのか？宇宙人は人間からの電波を受け取ってそれを無視しているのだろうか？（人間が野蛮だからという理由で）国や宗教の違いによる生と死の考え方の違いを提示しする第2章、数の不思議と科学の関係の第3章。から成る。2014/03/30
