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内容説明
未来を担う若者にテレビ人が熱く語る!1年間で30回に及んだ早稲田大学での講義の記録。第1部では「ドキュメンタリー」「ドラマ・エンターテインメント」「テレビジャーナリズム」の3つの側面からテレビの歩みを辿り、現在の課題を考察。第2部ではデジタル化が進展しメディア間の競争が激しさを増すなかで、テレビはどこに向かっているのか…、大きな転換期に直面しているテレビの行く末を展望していく。
目次
プロローグ 視聴者はテレビをどう見ているか
第1部 ニュース・ドキュメンタリー・娯楽番組、番組制作の実相(ドキュメンタリーの現在;娯楽番組の創造;テレビ・ジャーナリズムの課題と展望)
第2部 変貌するコンテンツ産業、変化を求められるテレビのかたち(テレビ産業の地殻変動;グローバル化のなかのテレビ;デジタル時代のテレビ)
エピローグ テレビの未来を担う君たちへの宿題
著者等紹介
伊藤守[イトウマモル]
1954年生まれ。新潟大学教授を経て2000年より早稲田大学教育・総合科学学術院教授。08年から早稲田大学メディア・シティズンシップ研究所所長。専攻は社会学、メディア文化研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
daita tsutomu
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タイトルを見て手に取った。「テレビが最近つまらなくなった」というのは家族の間でもネットでも言われている。しかし、ではどうすればテレビが面白くなるのか、単なる懐古的な批評にとどまらない前向きな提案はないものかと思っていたのでそのヒントがあるかもしれないと思い、読んでみた。この本は、NHKおよび関連会社の講師の話を中心に過去から未来へ向けた射程で分析と展望を述べている。結論からいえば、まだ製作側も明確な答えを見出せていないようだ。それでも、NHKのさまざまな取り組みの中で成功の萌芽が見出せているようでもあった2012/06/12