サンデル教授の対話術

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  • サイズ B6判/ページ数 230p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140814673
  • NDC分類 377.15
  • Cコード C0010

内容説明

「最高の教育とは、自分自身でいかに考えるかを学ぶことである」。対話型講義の進め方や良い授業を行うための実践的なテクニック、さらに日本人の印象から政治哲学者になった理由まで、サンデルがすべてを語る。

目次

第1部 サンデル教授、大いに語る―対話型講義をめぐって(自分自身のこと;対話型講義とはどのようなものか;講義法について;ハーバード大学の講義とその学生たち;東京大学での特別講義;日本とコミュニタリアニズム;アメリカと「市場の道徳的限界」;今日における正義と哲学)
第2部 現代に甦るソクラテス的対話―サンデル教授から学ぶ講義術(大学に甦る対話篇・ハーバード白熱教室;サンデル教授の講義術;日本における対話型講義の技術;対話型講義による教育改革を;対話型講義の美徳―その実践に関心を持つ人々へ)
付論 近現代的正義論から古典的正義論へ―新しい正義論への道

著者等紹介

サンデル,マイケル[サンデル,マイケル][Sandel,Michael]
1953年生まれ。ハーバード大学教授。ブランダイス大学を卒業後、オックスフォード大学大学院にて博士号取得。コミュニタリアニズム(共同体主義)の代表的論者。1000人の学生が受講している人気講義「正義(Justice)」はハーバード大学史上初めて一般にも公開され、日本では「ハーバード白熱教室」(NHK教育テレビ)と題して放送され、大きな反響を呼ぶ。また同講義をもとにした『これからの「正義」の話をしよう』も大ベストセラーとなった

小林正弥[コバヤシマサヤ]
1963年生まれ。千葉大学法経学部教授。東京大学法学部卒業。専門は、政治哲学・公共哲学・比較哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鱒子

68
第1部はサンデル教授へのインタビュー。第2部は小林教授によるサンデル教授流講義術の解説。実はわたし「白熱教室」を観たことが無かったのです。本書を手に取ったのをきっかけにやっと観てみました。うわぁ面白い!そしてサンデル教授の進行のうまさときたら!これはいい授業ですね。そして今はYouTubeで全世界の人が簡単に観れちゃうというのも素晴らしい。2021/10/07

KASAO

12
サンデル教授の講義で気をつけていること、意識していること、技術、本人の人となりや対話型講義の日本での生かし方などが書かれた本。正直、教職を志したりしてなければ率先して読まなくても良いと思う。むしろサンデル教授の『これからの「正義」の話をしよう』を2回読んでいた方が有意義。2016/04/03

モッタ

12
★★★☆☆ 対話型講義のエッセンスや方法のヒントを教えてくれる本。相手の考えを引き出す能力を僕も身につけていきたい。2012/11/24

BluePlanet

4
2011年3月30日発行。小林正弥氏によるサンデル教授の解説本。講義を見てからこの本を読むか、この本を読んでから講義を見るか・・・。先にこの本を読んでから講義を聞くと、サンデル教授のハーバードでの講義の背景がよくわかりますね。それにしても現代のソクラテスである、サンデル教授・・・いろんなことを考えて授業を実践しているんですね。「白熱教室」を見ることによって、かつてソクラテスがアテネの街角で人々に話しかけて行った対話の姿が目に浮かびます。この本によりまさに哲学的思考の生成現場を垣間見ることができました。2013/02/02

スズツキ

3
小林正弥自身の主張はかなり危ないものだけれども、サンデルの解説となるとやはりかなりの腕前。そもそもここまでのサンデルへの心酔者がどうしてあんな考えになるのかよくわからないけども。「白熱教室」は一過性のブームではない、としているが、日本はそこまで発達してないからねぇ。2015/09/09

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