内容説明
「最高の教育とは、自分自身でいかに考えるかを学ぶことである」。対話型講義の進め方や良い授業を行うための実践的なテクニック、さらに日本人の印象から政治哲学者になった理由まで、サンデルがすべてを語る。
目次
第1部 サンデル教授、大いに語る―対話型講義をめぐって(自分自身のこと;対話型講義とはどのようなものか;講義法について;ハーバード大学の講義とその学生たち;東京大学での特別講義;日本とコミュニタリアニズム;アメリカと「市場の道徳的限界」;今日における正義と哲学)
第2部 現代に甦るソクラテス的対話―サンデル教授から学ぶ講義術(大学に甦る対話篇・ハーバード白熱教室;サンデル教授の講義術;日本における対話型講義の技術;対話型講義による教育改革を;対話型講義の美徳―その実践に関心を持つ人々へ)
付論 近現代的正義論から古典的正義論へ―新しい正義論への道
著者等紹介
サンデル,マイケル[サンデル,マイケル][Sandel,Michael]
1953年生まれ。ハーバード大学教授。ブランダイス大学を卒業後、オックスフォード大学大学院にて博士号取得。コミュニタリアニズム(共同体主義)の代表的論者。1000人の学生が受講している人気講義「正義(Justice)」はハーバード大学史上初めて一般にも公開され、日本では「ハーバード白熱教室」(NHK教育テレビ)と題して放送され、大きな反響を呼ぶ。また同講義をもとにした『これからの「正義」の話をしよう』も大ベストセラーとなった
小林正弥[コバヤシマサヤ]
1963年生まれ。千葉大学法経学部教授。東京大学法学部卒業。専門は、政治哲学・公共哲学・比較哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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