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内容説明
奈良時代は、“大陸”と“日本古来の文化”が出会い、融合していく、スリルあふれるハイブリッド文化の時代だった。七一〇年~七八四年の歴史を一年ずつたどる七十五編の物語。
目次
七一〇 都がうつる
七一一 銅のコインをつくる
七一二 マーケットをひらく
七一三 モノサシの統一
七一四 プリンスのひとり立ち
七一五 儀式と政治、どちらも大事
七一六 大寺の引っ越し
七一七 いざ中国へ出発
七一八 法律ができる
七一九 女性の抵抗〔ほか〕
著者等紹介
来村多加史[キタムラタカシ]
1958年生まれ。博士(文学・関西大学)。1985年から1988年まで北京大学に留学。現在、阪南大学教授。専門は日中考古学・中国軍事史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Shoji
60
この本では奈良時代は710年から784年までとされています。 平安京遷都の794年が奈良時代の終りとする考えもありますが、この本では平城京遷都のあった710年から長岡京遷都のあった784年までを奈良時代として扱っています。 その85年間の出来事を一年ごとに色々解説しています。 おおむね、奈良県内での出来事にクローズアップしており興味を持って読むことができました。 今は地味な奈良県ですが、1300年前は賑やかなる花の都。それらの素朴な遺跡、遺構を一つでも多く訪ねてみたいと思いました。2016/09/19
竹内靖
1
今住まいしている奈良で古人が権勢を争い、血生臭い戦いを繰り広げていた利、文化を発信していたと思うとこの地がかつては日本の中心であったことを誇らしく思う。2017/10/13
めのこ
0
初心者に取っ付きやすい読みやすい文章でわかりやすく、奈良時代に関する知識が深まりました。ネット上の年表と符合しない事柄が有ったのが気になりました。2015/12/27
watausa
0
平安京に遷都してから、その終焉までを一年事に事件で振り返るシンプルで判りやすい本です。巻末の英語、ハングル語、中国語の対訳がついた奈良の豆知識も役立ちます。奈良検定の勉強再開の最初の一冊です。2014/03/31