出版社内容情報
集中力がない、「空気が読めない」と言われる、同じ失敗を繰り返す、etc。
──脳の性質から知る、自分に克つ方法。
◎面倒くさいを禁句にする。
◎覚醒水準の波を自分でコントロールする。
◎「誰かの左脳」に依存していないか。
◎起床時間を一定にする。
◎感情の安全地帯をつくる。
ほか。
内容説明
脳の性質から知る、自分の弱点に克つ方法。
目次
やる気が起こらない
集中力がない
早起きを定着させられない
抑制の力が落ちている
「空気が読めない」と言われる
自分の考えをまとめられない
思い出せない言葉が増えている
アイデアが浮かばない
時間を無駄遣いしてしまう
同じ失敗を繰り返す
ネガティブ思考に陥りやすい
変化への対応力がない
著者等紹介
築山節[ツキヤマタカシ]
財団法人河野臨床医学研究所理事長。1950年、愛知県生まれ。日本大学大学院医学研究科卒業。医学博士。埼玉県立小児医療センター脳神経外科医長、河野臨床医学研究所附属第三北品川病院長を経て現職。脳神経外科専門医として数多くの診断治療に携わる。92年、脳疾患後の脳機能回復を図る「高次脳機能外来」を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パフちゃん@かのん変更
61
少し面倒だと思うことを積極的にこなし、抑制の力を強化。やるべきことを小さな課題に分解する。右脳を鍛えるオウム返しトレーニング。左脳を鍛えるには何事も自分で判断する。思い出せない言葉が増えるのは発語の機会が少ないから。アイデアが浮かぶためにはまず基礎力を鍛える。時間を浪費しやすいことは開始時間を明記しておく。スケジュール管理。思考をスッキリさせるには、まず机の上やカバンの中を整理する。同じ失敗を繰り返すときは5W1Hで状況を分析する。脳が一度に処理できる情報は少ない。健康・勤勉さ・仲間・冷静さを大切に。2016/12/14
はるき
27
古い表現で恐縮ですが、読みながら何度も膝を打ちました。脳科学というまで踏み込みませんが、文系の私にも分かりやすく受け入れやすい文章でした。心と頭と体のコンディションを整えるための、簡単にできる生活習慣の改善は、是非とも実践していきたいです。2016/11/23
KAKAPO
26
現代は、多くの人にとって非常に生きづらい時代です。先行きが不透明な中で、日々の難しい問題に対処していかなければいけない。こういう時代に、もっとも大切なのは、健康・勤勉・仲間・冷静さを失わないこと。できるだけ十分な睡眠を確保し、節制を心がけ、規則正しい生活を送る。目の前にある課題を小さく分解してコツコツ解決していく癖をつける。 「小さなやる気をたくさん出す」そが勤勉であるということだと思います。 今ある人間関係をもっと大切にしてください。 「理性的である」ということを常に心がけるようにしてください。2013/02/17
ノリピー大尉
12
起床時刻を一定にするのは脳を上手に使うための基本 : 朝は学ぶ、昼は働く、夜は休む : 苦手なことを避けていると、その部分の脳機能を使う機会が減る : 時間は非情なので使い過ぎたツケは必ず支払うことになる : 時間術の基本は、過労と睡眠不足を避けることにある : 多くの人は脳を身体の不調をメンタルの問題と勘違いしている。 2019/08/17
とふめん
11
www.tohumen.com 脳神経外科医の著書。 自分はどうしてこれができないのだろうという弱さを脳の働きや心理に関連付けて解説されている。 原因と改善策がまとめられていて分かりやすく読みやすかった。2020/04/30