内容説明
信仰・愛・希望―それは西欧精神の源流になった。旅の伝道者、パウロが説き続けたイエスの教え・死・復活。旅先から、獄中から、信徒に書き続けたパウロの手紙は、やがてローマ、そしてヨーロッパの人々のこころをとらえていった。
目次
パウロを理解するために
アジアからヨーロッパへ―テサロニケの信徒への手紙1
エロスとアガペー二つの愛―コリントの信徒への手紙1
喜怒哀楽の使徒―コリントの信徒への手紙2
異なる福音に対して―ガラテヤの信徒への手紙
獄中の感謝―フィリピの信徒への手紙
想いは西へ―ローマの信徒への手紙
人間の値打ち
信仰の深まり
信仰か律法か
伝統を超えて
何によって生きるか
著者等紹介
太田愛人[オオタアイト]
1928年、岩手県盛岡市生まれ。東京神学大学大学院修了。日本キリスト教団の大町(長野県)、柏原(同)上星川(神奈川県)の各教会で牧師を歴任。現在は社会福祉法人愛の家ファミリーホーム理事長。著書『羊飼の食卓』(現・中公文庫)で第28回日本エッセイストクラブ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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