内容説明
知るべきか、知らざるべきか、それが問題だ。あの劇作家にまつわる数々の通説を、あのベストセラー作家が追跡。400年前の記録と、専門家による研究の成果を武器に、通説の虚実を選り分ける。これ1冊でシェイクスピア通に。
目次
第1章 ウィリアム・シェイクスピアをさがして
第2章 初期 1564~1585年
第3章 失われた年月 1585~1592年
第4章 ロンドン
第5章 芝居
第6章 名声の時代 1596~1603年
第7章 ジェイムズ一世の時代 1603~1616年
第8章 死
第9章 作者論争
著者等紹介
ブライソン,ビル[ブライソン,ビル][Bryson,Bill]
1951年、アメリカ(アイオワ州デモイン)生まれ。作家。現在、イギリス在住。ユーモアあふれる旅行記や、言語や科学に関する彼の著作は、アメリカ、イギリスで常にベストセラーを記録する
小田島則子[オダシマノリコ]
大学非常勤講師。翻訳家
小田島恒志[オダシマコウシ]
早稲田大学文学学術院教授。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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oldman獺祭魚翁
16
図書館本 世界で一番有名な作家の一人で有り その言葉は恐らく最も引用されている人物 しかるにその正体が未だに論争の間とになっている男…今まで沢山のシェークスピアに関する本を読んで来たが最も読みやすかった一冊。著者のしっかりした知識に支えられた内容とそれを彩るちょっと辛口のユーモアが読んでいて楽しい。 ただ5章の英語の綴りや韻の話が自分に英語の知識が有ればもっと楽しめたのではないかと思う事が悔やまれる。シェークスピアに対する基礎知識が有れば楽しく読める本。お薦め!2015/11/03
アヴォカド
6
シェイクスピアつながりで。書いてるのがビル・ブライソンなんだから、面白くないはずがない〜。思っていた以上に真面目に資料に迫ってますね。ほんとに謎だらけの人だなあ、シェイクスピア。2017/04/25
ふくろう
4
「文学史上における電子のような存在である――常にそこにあって、そこにない」2011/03/26
ナポレオン井上
2
著者のファンなので読みました。小ネタ集。2018/04/18
ふふふ
2
シェイクスピアのことはさっぱりわからないままだったが、16世紀~17世紀のイギリスに関する小ネタが非常に面白かったw現代の日本に生まれたこの幸福2010/04/30