老化を止める7つの科学―エンド・エイジング宣言

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  • サイズ B6判/ページ数 450,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784140813027
  • NDC分類 491.358
  • Cコード C0045

内容説明

もう、年をとる必要はない―健康で元気に長生きすることは誰もが願うことだ。老化のプロセスを遅くすることがいつかできるだろうと、いまでは多くの老年生物学者が認めている。その中でも、“不老不死を研究するケンブリッジ大学博士”として有名なオーブリー・デグレイは、もっとも強気な青写真を描いている。老化を遅らせるだけでなく、加齢にともなう身体的ダメージを取り去り、生物学的な若さを無期限に享受できるような生物医学的テクノロジーが、いまや手に届くところにあると、デグレイ博士は確信しているのだ。一〇〇〇歳まで生きる処方箋。

目次

ひらめきの瞬間
目をさませ―老化は命を奪う!
老化の神話を暴く
若返りを設計する
細胞内発電所のメルトダウン
スタートを切る
生物的焼却炉を改良する
クモの巣にかかった細胞を解放する
AGEの拘束を断ち切る
ゾンビを眠らせる
新しい細胞を作る
細胞核の突然変異とガンの克服
老化との戦い
老いのない未来へ向かって
老化との戦いの戦時公債

著者等紹介

デグレイ,オーブリー[デグレイ,オーブリー][De Grey,Aubrey]
生物医学的老学者、1963年イギリス生まれ。ケンブリッジ大学でコンピュータ科学の博士号を取得し、妻の働く同大学遺伝学研究室のコンピュータ・プログラマーとして働くうちに、その研究に強い関心を抱いて勉強をはじめ、1997年に『ミトコンドリアはなぜ、老化とともに悪化するか』という論文を書いて、ケンブリッジ大学からその論文1本で生物学博士号を授与される。現在メトセラ財団の会長兼主任研究員。主要な研究対象は「哺乳類動物の加齢における、あらゆる種類の細胞および分子ダメージの役割および原因について」と、加齢によりそうしたダメージが蓄積することへの介入方法の設計。老年学のさまざまな分野で次々と論文を発表し、老化を止めることを専門に扱う唯一のピア・レビュー学術誌であるRejuvenation Researchの編集長も務める。また、加齢にともなう身体的・精神的ダメージを無期限に先延ばしにする包括的な計画としてSENS(Strategies for Engineered Negligible Senescence:加齢をとるに足りないものにするための工学的戦略)を策定し着手するとともに、SENSにおいて鍵となる生物医学的研究を対象にしたさまざまな会議やワークショップを主宰している

レイ,マイケル[レイ,マイケル][Rae,Michael]
健康と加齢を専門とするサイエンス・ライター。メトセラ財団においてデグレイのリサーチ・アシスタントを務め、アンチエイジング生物医学におけるSENS計画の普及に尽力している

高橋則明[タカハシノリアキ]
翻訳家。1960年東京生まれ。立教大学法学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Toruo555

2
一般人が読むにはちょっと専門的すぎる内容なので飛ばし飛ばしでしたが、12章が本丸と言える。細胞増殖を永らえるためのテロメラーゼの機能を停止し、老化やガンの原因となる複製時のエラーをそもそもさせないと言う。ヘタってきた細胞は幹細胞を移植してリセットみたいな内容でした。専門家が実現可能だと言うこの計画が載ったこの本は2008年。今どこまで進んでいるだろうか。話の脇役でカロリー制限が少しくらいは効果がある事。内蔵脂肪が老化を促進する要素という説明があった。2018/09/26

GASHOW

2
老化現象を科学的に解明してくれている。老化を防ぐことと代謝ごみの対策の例示がわかりやすかった。若いうちに取り組みことにあまり意味がないが、老化を感じたときには対策することが意味があると思う。2014/03/04

muku

0
★★★★2008/11/06

古田更子のデジタル脳味噌ミカンジュース工場ミキサー(時給800円要相談)@批評系YouTuber

0
数学的に突き進めば、不死身はできる。が、最終的にはvtuberやイメージ世界へ行くほうが本質、もしくは死んだあとに残る抽象性こそが本質とも分かる。現世に執着する低脳さを乗り越える難しさがそこにある。単なる思考実験。現実はもっと単純だ。2021/11/18

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