内容説明
日本、アメリカ、インドネシア、など新型インフルエンザと闘う各国の最前線を総力取材し、人類の危機を立体的に浮かび上がらせる迫真のリポート。
目次
序章 最強ウイルス
第1章 間近に迫っていたパンデミック
第2章 変貌するウイルス
第3章 世界各国の闘い
第4章 命をめぐる決断
第5章 日本は大丈夫なのか?
第6章 パンデミックは、どこまで迫っているのか?
終章 国際協力に向けて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゲンゲン
2
2006年のH5N1のインドネシアでのヒトからヒトへの感染は本当にやばかった。日本ではワクチンメーカーにパンデミック用ワクチンの大規模製造設備を準備しているがいざパンデミックになった場合、それをどう国民に摂取するのか、その方法が非常に不透明だ。一方でインドネシアでの感染から10年たつがまだパンデミックが発生しないところを見ると巻末にあるようにヒト感染の能力低いのかもしれない。2016/11/01
Masaru Kamata
1
2008年の出版なので書かれている情報はかなり古いものであるが、新型インフルエンザH5N1によるパンデミックの可能性と、諸外国や日本の備えの特徴を事細かにドキュメンタリーとして知ることができた。パンデミックは来るか来ないかの問題ではなく、いつ来るかという問題であるという専門家の警鐘。アメリカではこれを国家安全保障の問題として捉え、あらゆる政府機関が一緒になって綿密なシミュレーションに基づいた計画と備蓄、演習を行なっている。しかし皮肉にも今回のコロナで最大の被害国になっているのは多民族国家の難しさなのか。2020/05/03
アン
0
非常に勉強になった2009/11/05
fut573
0
新型インフルエンザ対策として読んだ本。誰がどのような努力をしているのかを知り、個人は何をするべきかを考える為には必要な本2009/04/29