決定力を鍛える―チェス世界王者に学ぶ生き方の秘訣

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  • サイズ B6判/ページ数 393,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784140812624
  • NDC分類 336.1
  • Cコード C0098

内容説明

史上最年少の22歳で世界王座を奪取。IBMスーパーコンピュータと“世紀の対決”。15年間、世界チャンピオンのタイトルを保持。つねに世界中の話題をさらってきた王者カスパロフが、数々のトッププレーヤーとの対局を通して、意思決定者としていかに成長してきたかを語り、最高の判断を下すための考え方を披露する。勝負に磨き抜かれた思考プロセスに学び、意思決定力を鍛えよう。チェス史に残る名プレーヤーについて、カスパロフの解説つき。

目次

第1部 必須の技能(教訓;人生がチェスを模倣する;戦略;戦略と戦術;読み;才能;準備)
第2部 評価・分析(マテリアル、時間、質;交換と不均衡;革新;ゲームの段階;意思決定プロセス;アタッカーの強み)
第3部 総合力(成功を疑う;心のゲーム;男、女、コンピュータ;全体像;直観;危機的状況)

著者等紹介

カスパロフ,ガルリ[カスパロフ,ガルリ][Kasparov,Garry]
史上最強と謳われる、ロシアのチェスプレーヤー。1963年生まれ。22歳で世界チャンピオンになり、15年間タイトルを保持した。1996年と97年、IBMのスーパーコンピュータ“ディープ・ブルー”と対戦、世界各国で大々的に報じられる。その対決の模様は優れたドキュメンタリー映画『ゲーム・オーバー(Game Over)』に詳しい。2005年に公式戦を引退してからは、ロシアの反体制運動に力を注ぐ。ウォールストリート・ジャーナル紙に世界情勢に関するコラムを寄稿し、企業や学者グループに広く講演を行うほか、カスパロフチェス財団を通じ、学校教材としてのチェスの普及にも積極的に取り組んでいる。モスクワ在住。2007年9月、野党勢力の連合組織「もう一つのロシア」から、2008年の大統領選の候補者に選出された

近藤隆文[コンドウタカフミ]
翻訳家。1963年静岡県生まれ。一橋大学社会学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Y2K☮

28
「読書のすすめ」のオンラインサイトで購入。「考えるな感じろ」の前にまず考え抜く。準備する。情報は一定限度まで有効。それ以上は迷いを招く。「力は走り続ける者の中にのみ存在する」というASKAの発言を思い出した。新しいアイデアを生み続け、常に正しい決断を下すための秘訣などない。失敗を恐れずにアイデアを出し、考え、悩み、決断を下す。その積み重ねで精度を上げていくだけ。現実逃避で大きな賭けに出るのはまずいが、時にはリスク回避が他の大きなリスクの要因となる。成功体験にも罠が潜む。正解はその都度の見極め。一期一会だ。2023/06/24

きゃれら

24
長きにわたりチェス世界チャンピオンの座を守り続けたカスパロフさんの自叙伝マイナス個人的なあれこれ、という本。僕はチェスをプレイしないが囲碁のヘビープレイヤーで、そういう盤ゲーム第一人者の勝負を巡るエピソード、勝因敗因コメントがとても面白かった。ただ、原題「人生はいかにチェスに似てるか」というのは、カスパロフさんにはそう見えるんだろうけれど、ちょっと違うかなあ、という気がしたのも確か。いや、囲碁を通して考えていたことを改めて読まされた感じなのかも。2022/09/21

月世界旅行したい

12
チェスのルールを知らないのに読む。2015/07/30

ひろ☆

11
チェスのチャンピオンが書いた考え方。棋士が書いた本はすごく好きなんだけど、これはあまり合わなかった。2015/07/10

だんぶる

9
チェスの名プレーヤーカスパロフの半生を自ら振り返り、政治家に転身してからの自分の考えを語っている。 チェスは一人で戦うのだと勝手に思っていましたが、チームで分析していたんですね。ゲーム自体は1対1ですが、その準備や空き時間などはチームメンバーと議論していたんですね。初めて知りました。 決定するにあたっては、ち密な思考の積み重ねが大事になるのですね。2017/09/16

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