硫黄島玉砕戦―生還者たちが語る真実

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  • サイズ B6判/ページ数 228p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784140812488
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0095

内容説明

“記録されなかった戦闘”の実態。極限状況の中、彼らは何を見、何を思ったのか―。“戦争の記憶”が風化しつつあるいま、生還者一人一人の言葉は、私たちに「戦争をどう記憶していくのか」という根元的な問題を問いかけてくる。NHKスペシャル「硫黄島玉砕戦~生還者61年目の証言」(第33回放送文化基金賞本賞受賞)取材班による渾身の書。

目次

序章 遺骨が眠る島
第1章 語りはじめた生還者たち
第2章 “語られた”戦闘、“語られなかった”戦場
第3章 “玉砕”の名に埋もれた事実
第4章 果てなき戦い
第5章 地獄からの生還
終章 生還者たちの声なき声
年表「太平洋戦争関連および硫黄島の戦闘」について

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Madoka.@書店員復帰を目指し中!

7
硫黄島で生き残った方のお話しというのは本当に生々しい。太平洋戦争で一番悲惨な戦場だったのではないかと思う。日本軍のねばりにより、米軍もかなりの打撃を受けたのだがあの島でよくここまで持ちこたえたものだ。2013/03/02

aya

5
あまりに凄惨で、語られる内容を自分の中で上手く咀嚼することに苦労した。非常に簡略的な思考だが、こんな状況に陥るのは、自分なら絶対に嫌だ。日本軍の訓戒が、兵士がこれだけ苦しみ悩む状況を作り出したのだなあ。現在の組織はこのようにいざという時、部下が間違った判断をしないような仕組みが出来ているのだろうか。生き残った語り手だけでなく、取材者にも敬意を示したい。2014/03/01

honmakainaa

2
百田尚樹「永遠のゼロ」に触発されたのと、正月に小笠原諸島へ行ったのと。複数動機で読み始めた本。話し手がコロコロ変わるのでついていきにくい部分はあるが、内容としては人に薦めたい。敗戦色の濃い中で、投降することも攻撃することも叶わずひたすら耐える兵士。永遠のゼロとは違った極限の状態で、飢えと戦い、時には水の奪い合いで仲間うちで殺し合いをする。戦争が容易に語れるものでないのも納得。2014/01/24

telephone

2
映画「硫黄島からの手紙」「父親たちの星条旗」を観て、もう少し詳しく知りたくなり、図書館で借りて読んだ。文章が簡潔で読みやすく、一気に読んだ。生き残った人がいるのが信じられないぐらい壮絶だ。2012/05/21

まり

1
102015/09/20

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