内容説明
ひとの心は脳の活動によって生み出される。世界最先端の「知」をやさしく紹介。
目次
1 心を映し出すブレーンマッピング(科学の新しいフロンティア;人間の脳の中を探る;「脳の地図」でわかること;ブレーンマッピングが捉えたアルツハイマー病;遺伝子研究とブレーンマッピング)
2 脳科学で見る心の病(若者を襲う認知症―統合失調症;統合失調症の原因;脳の中の連絡異常;ストレス社会の心の障害;ADHDへの対処)
3 よりよく変化する脳の柔軟性(シェイクスピアから脳の研究へ;心的外傷後ストレス障害とは;脳科学の未来;脳と心は同じもの;真実と愛)
インタビューを終えて 脳の不調と創造性の関係(吉成真由美(サイエンスライター))
著者等紹介
アンドリアセン,ナンシー[アンドリアセン,ナンシー] [Andreasen,Nancy C.]
アイオワ大学精神医学教室教授、脳科学者(医学博士、哲学博士)。脳の画像(MRIなど)を用いた、精神疾患、特に統合失調症や脳と心の仕組みの研究の第一人者であり、PTSD(心的外傷後ストレス障害)の概念を世界で初めて提唱した人物でもある。13年にわたり『アメリカ精神医学ジャーナル』の編集長を務め、米国精神病理協会、精神医学研究協会の前理事も務めた。アメリカ芸術科学アカデミーのメンバーにも選出されている。2000年には全米科学栄誉賞を受賞。もとは英文学博士であり、医学・脳科学の分野に進むまで5年にわたりいくつかの大学で英文学を教えていた経歴もある
吉成真由美[ヨシナリマユミ]
サイエンスライター。マサチューセッツ工科大学(MIT)卒業(脳および認知科学学部)。ハーバード大学大学院修士課程修了(心理学部脳科学専攻)。元NHKディレクターであり、子ども番組、教育番組、NHK特集などを担当、コンピュータ・グラフィックスの研究開発にも携わる。現在ボストン在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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