アルビン・トフラー―「生産消費者」の時代

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  • サイズ A5判/ページ数 109p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784140812181
  • NDC分類 304
  • Cコード C0300

目次

1 知識経済が未来の富を生む(「第三の波」と社会の変化;手法としての未来学;知識が主役の新たな経済;変わりつつある時間の概念;官僚機構の限界点;グローバル化の課題)
2 ものづくり大国・日本の未来像(「第二の波」と「第三の波」の衝突;変革へ向けた日本の課題;研究開発と人材の交流)
3 パワーストラクチャーと国際間の協力(アメリカ中間選挙以降の変化;危険度を高める極東アジア;世界から孤立する中東;イラク、そして中東の未来;NGOが果たす役割)
4 「生産消費者」が変化をもたらす(新たなパワー「生産消費者」;未来をひらく生産消費者;新時代へ向けた教育の課題;新しい教育の実験;科学技術の発展と人間の未来;「人間」を再定義する;21世紀を切りひらくキーワード)
インタビューを終えて 未来社会に到来する「波」

著者等紹介

トフラー,アルビン[トフラー,アルビン][Toffler,Alvin]
1928年生まれ。未来学者。トフラー・アソシエイツの共同創設者で、経済、科学、社会を中心に広くグローバルトレンドについて執筆・講演活動を行う。1970年に刊行された最初の著作『未来の衝撃』以来、『第三の波』『パワーシフト』と次々に世界的なベストセラーを送り出す。変化の背後に潜む新たな潮流を探り出し、それを理解するための知的枠組みの構築が一貫した著作のテーマ。最新刊の『富の未来』では、「生産消費者」という概念で、これまであまり論じられなかった非金銭経済が、新しい知識社会の中で果たす役割について、広範な例をあげて論じている。ワシントンのアメリカ国防大学の教授、国連女性開発基金米国委員会の共同議長を兼任

田中直毅[タナカナオキ]
1945年生まれ。東京大学法学部卒業後、東京大学大学院経済学研究科修士課程修了。現在、国際公共政策研究センター理事長。国民経済研究協会主任研究員を経て、1984年より本格的に経済評論活動を始める。郵政民営化委員会委員長をはじめ、政府税制調査会、金融審議会、財政制度審議会など多数の政府審議会委員を歴任。1997年からは21世紀政策研究所理事長に就任。2007年4月より現職。『最後の十年日本経済の構想』(日本経済新聞社)で第10回吉野作造賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

halaryo@いつもココロに青空を

3
約40年前にIT革命を第三の波と予言したトフラーさんと再度向き合ってみたく再読しました。当時の理解は、ITを使い生産者と消費者間の流通がシームレスになり、生産消費者という新しい個人が台頭すると捉えていました。今でいうメルカリのようなプラットフォームを使ったC2Cのイメージかなと。しかし、再読して第三の波はまだきていないと確信しました。5Gをはじめ情報通信インフラが整う2020年以降が非常に楽しみになりました。トヨタとセブンの合併など日本独自のエコシステムをみたいです。 #今日の一冊 #生産消費者の時代2019/05/23

030314

1
意識を変えなければならない、という事は何となく汲み取れた。キーワードは「人間の再定義」。10年近くも前に、こんな事が提唱されていたのだなあ、と思う。今後、人工頭脳が汎用化したら、人間の定義も変えなければならないし、赤ちゃんですらボタンをおして電話するという現実を見ると、仕事の価値や教育の内容も変えなければならないのは確かだ。2016/07/09

クスモク

1
トフラー氏の示唆に富んだ一冊。ですが、テレビ番組制作上の対談のため、ちょっと物足りないです。トフラー氏の思想を知るには良い一冊。2009/07/21

さんちゃん

0
知識経済生産消費者 金銭に置き換えられない・『非金銭経済』 無償労働が富を生む DIY,セルフレジ、ブロガー、デジカメプリント、歯ブラシがセンサーに、Linux、ウィキペディア・教育は個人ごとにサービス=コナミスポーツ・科学技術発展に伴い、人間の再定義が必要になる2016/08/15

mochi_u

0
農業革命、産業革命に次ぐ情報化社会の訪れを「第三の波」と記したアルビン・トフラーさんと政治評論家の田中直毅さんの対談です。世界を変えていく流れを「波」になぞらえて社会構造の変化や中東をめぐる情勢などが語られるのですが、さすがに八年も前の本なので、新しい視点を得たという読後感はありませんでした。トップダウンの社会構造は俊敏さに欠ける上に、トップが保守的であれば尚更時代の流れについていけない。重鎮と老害は紙一重ですね。生産消費者についてはピンと来ませんでした。『富の未来』を読んでみればいいのかもしれませんね。2015/03/24

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