出版社内容情報
映画『マトリックス』を超える驚愕の未来予測。全米で話題沸騰のベストセラー、ついに邦訳刊行!
2045年・・・・・・
コンピュータの計算能力が全人類の知能を超えた瞬間、「特異点」を迎えた人間文明は指数級数的な進化の過程に入る。人間の脳はリバースエンジニアリングによる解析が終了し、生物としての人間を超える強いAIが誕生する。遺伝子工学、ナノテクノロジー、ロボット工学の進化により、人体は拡張され、ナノロボットが体内を駆けめぐり、われわれは不死の体=身体Ver.2.0を手に入れる・・・・・・。
※「特異点」(singularity)
ある基準(regulation)の下、その基準が適用できない(singular)点の総称。通常、数学と物理学の両方で用いられる。本書においては、テクノロジーの進化における指数関数的グラフの折り返し点を指す。以後この進化は短時間で飛躍的に加速し、人類はそれまで想像すらつかなかった世界に突入し、「人間」であることの根本的な再定義を迫られる。
内容説明
進化は加速している―。「生物の限界を超え2045年、人類はついに特異点に到達する」NHK BS特集『未来への提言』で紹介された、世界最高峰の発明家による大胆な未来予測。
目次
第1章 六つのエポック
第2章 テクノロジー進化の理論―収穫加速の法則
第3章 人間の脳のコンピューティング能力を実現する
第4章 人間の知能のソフトウェアを実現する―人間の脳のリバースエンジニアリング
第5章 GNR―同時進行する三つの革命
第6章 衝撃…
第7章 わたしは特異点論者だ
第8章 GNRの密接にもつれあった期待と危険
著者等紹介
カーツワイル,レイ[カーツワイル,レイ][Kurzweil,Ray]
1947年ニューヨーク生まれ。世界屈指の発明家、思想家、未来学者であり、この20年間のさまざまな出来事を予言してきた。「眠らない天才」(The Wall Street Journal)、「究極の思考マシン」(Forbes magazine)と呼ばれ、またInc.magazineはカーツワイルを世界トップの起業家のひとりに選び、「トマス・エジソンの正統な相続人」と呼んだ。また、PBS(公共放送サービス)は彼を「過去2世紀においてアメリカに革命を起こした16人の発明家」のひとりとしている。アメリカの「発明家の殿堂」に名を連ね、「ナショナル・メダル・オブ・テクノロジー」「レメルソン‐MIT賞」など優れた発明に贈られる世界最高峰の賞を数々受賞、12の名誉博士号をもち、3人の米大統領から賞を贈られている
井上健[イノウエケン]
東京大学大学院総合文化研究科教授。主たる専攻分野は、比較文学、アメリカ文学、翻訳論など
小野木明恵[オノキアキエ]
翻訳家。大阪外国語大学英語学科卒
野中香方子[ノナカキョウコ]
翻訳家。お茶の水女子大学文教育学部卒
福田実[フクダミノル]
翻訳家。東京大学工学部機械工学科卒。松下電器産業株式会社を定年退職後、機械・電気・コンピュータ・通信・品質・規格関連を専門に技術翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Miyoshi Hirotaka
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Shinchan
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