内容説明
今、日本経済では、日本型金融哲学が、欧米型金融哲学に葬り去られようとしている。好況といわれる日本経済に歪みが生じ出している今、これからの日本経済はどうあるべきか。そのヒントを求めて、「長銀」破綻の真相を読み解く。
目次
1 1986‐2006 金融20年の勝者と敗者
2 破綻への序曲
3 壮絶なる闘い不良債権処理プロジェクト
4 海を渡った不良債権
5 誤算 泥沼の不動産不況
6 日本の選択 アメリカの圧力
7 はしごを外される邦銀
8 外資からのレッドカード
9 アメリカに屈した日本金融行政
著者等紹介
伯野卓彦[ハクノタカヒコ]
1989年、NHK入局。「クローズアップ現代」「NHKスペシャル」の制作を経て、2000年より「プロジェクトX 挑戦者たち」の制作を担当。2005年、NHKスペシャル「シリーズ日本の群像 再起への20年」(「銀行マンの苦闘」「トップを奪い返せ」)を制作。2006年12月より、「クローズアップ現代」チーフ・プロデューサー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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