内容説明
“スピリチュアル”の証拠を求めてインドの片田舎から大学の実験室、手術室、裁判所、交霊所、果ては霊媒学校の体験入学へ…。
目次
ほら、もう一度―生まれ変わりの国へ
精液の中の小さな人間(もしかしたら親指の中?)―顕微鏡とメスで魂を探す
魂の重さ―秤の上で人間(またはマウス、またはヒル)が死ぬと
ウィンナソーセージ事件―魂を見るための怪しげな実験
呑み込み不能―エクトプラズムの最盛期
霊媒の大いなる主張―アリゾナ大学研究室で死者と接触
劣等生の精神―霊媒学校体験記
もしもし、聞こえますか?―死者とのテレコミュニケーション
霊体験室の中―電磁波で幻覚?
寂しがり屋の幽霊の声―イギリスの呪われた場所で野営する心理音響学専門家
チャフィン対オーバーを着た幽霊―裁判所が認めた幽霊の遺言書を専門家はどう鑑定するか
六フィート上―手術室で臨死体験のために待機するコンピューター
著者等紹介
ローチ,メアリー[ローチ,メアリー][Roach,Mary]
サイエンス・ジャーナリスト。「GQ」「ヴォーグ」「ワイアード」「ニューヨークタイムズマガジン」「ディスカバー」などに執筆。カリフォルニア州オークランド在住
殿村直子[トノムラナオコ]
1951年生まれ。上智大学文学部哲学科卒業。1989年より別宮貞徳氏に師事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アカツキ
13
生まれ変わり、魂の重さ、心霊現象、臨死体験などスピリチュアルな物事は本当に存在するのか確証を求めて体当たり取材したノンフィクション。もちろん結論は出ない。著者はそういうことがあれば楽しいと思うけれど科学的確証がなければ信じられないという懐疑派。霊媒が開催するワークショップ体験談は面白かった。かなり窮屈な思いをしただろうな~。2022/10/17
takao
2
ふむ2023/02/17
くさてる
1
「死後の魂」とはなにか。それは実際に確かめることが出来るのか。これまでの人類の歴史のなかで捜し求められてきたその真実を、科学的に実際的に、体当たりで調べてみたジャーナリストによるルポ。頭から信じ込んでもいないが、バカにすることもなく、でも確かめられるものなら確かめてみたいでしょ?的なスタンスで、肩に力を入れずに突撃していくその姿勢が楽しかった。2012/04/03
nawatobi
1
オカルト本ではなく純粋な興味からアプローチした著作。/実際に霊媒セミナーに参加してみたりとアクティブです。2011/01/23
MURAMASA
0
前著「死体はみんな生きている」がもおもしろかったのでこちらにも期待して読み始めたのですが、ちょっと期待が大きすぎたのかもしれません。前著は「一般人ならほとんど知らない、知ろうとしない」ことを徹底的に暴いていくという「知的好奇心の権化」なところが好感持てたんですが、今回は「信じないわたしを信じさせるだけの科学的証拠を出しなさい」というのが基本スタンスなんだから、オカルトは相性悪いでしょうね。2009/08/09
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