内容説明
際限なき物質的成長、自然環境の荒廃、大規模な飢饉、世界的な不況―この混沌の世界で、私たちは真に豊かで幸福な時代を迎えることができるのだろうか。行き詰まりを見せるアメリカ社会と、ヨーロピアン・ドリームを体現するEU社会を比較対照しながら、新たな理想社会を築くための思想と施策を説く最新文明論。
目次
第1部 旧世界からの新しい教訓(ゆっくりと凋落するアメリカン・ドリーム;新しい「機会の国」;静かな経済的奇跡)
第2部 近代の成り立ち(時間と空間と近代性(モダニティ)
個人の創造
財産というイデオロギーの発明 ほか)
第3部 きたるべきグローバル時代(グローバル経済におけるネットワーク商業;欧州合衆国;中心なき統治 ほか)
著者等紹介
リフキン,ジェレミー[リフキン,ジェレミー][Rifkin,Jeremy]
アメリカを代表する文明評論家。1994年より米国ウォートンスクールのエグゼクティブ教育課程で世界的企業の経営責任者を対象に講義を行っている。欧州委員会議長のアドバイザーも務める
柴田裕之[シバタヤスシ]
翻訳家。早稲田大学理工学部建築学科、アラーム大学心理学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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