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内容説明
サダム・フセインほどイラクを繁栄に導き、また国民を苦しめてきた統治者はいない。彼は政敵を次々に粛清し、国民がみな自分を崇め奉っていると思い込んできた。度重なる戦争に疲弊しきった国民、高官の汚職によって堕落する政府、身内しか信じられない孤独な独裁者。長年、主治医として、またお気に入りの芸術家として身近に接してきた著者が、今はじめて明らかにするサダムの素顔とイラクの実態。
目次
第1部 大統領サダム・フセイン誕生まで―1921‐1979(王制時代;バース党黎明期;クーデターの時代 ほか)
第2部 全盛期―1980‐2001(イラン・イラク戦争;長男ウダイの殺人事件;湾岸戦争 ほか)
第3部 崩壊―2002‐2003(迫り来る米英との戦争;現実逃避;政権崩壊)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
香菜子(かなこ・Kanako)
33
裸の独裁者サダム―主治医回想録。アラバシール先生の著書。長年にわたってイラクの独裁者で絶対的権力者のサダム・フセインの主治医であった著者による回想録。独裁者で絶対的権力者のサダム・フセインであっても悩んで苦悩する普通の人間だったのですね。独裁者、絶対的権力者というのも孤独でつらい存在なのかも。2018/10/18
takao
2
ふむ2022/05/29
Akio Kudo
1
★★★ 読んでいて、何でもすぐに殺害する独裁者のイメージでは無いことに驚く。2022/04/01
桜
0
かなり分厚い本だがとても読み応えがあった。主治医のアラ・バシールの客観的な 記録に基づいているが、淡々とした描写の中にもサダムや取り巻く人々の凄味が伝わってきた。2017/03/14
可兒
0
再読。高校の課題で呼んだのが懐かしい2008/10/13
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