内容説明
アウグストゥスの基軸をもとに盛り上がるローマ。皇帝ネロに代表される帝国の爛熟―埋没したポンペイの落書きから、人びとの豊かさと、極まる繁栄のなかに芽生えた帝国の慢心を読み解く。
目次
一万人が残した落書き―ポンペイ・帝国繁栄の光と影
繁栄―ポンペイの落書き(ティベリウス;カリグラとクラウディウス;ネロ;「今日を楽しめ」 ほか)
取材記・ローマ帝国を歩く(皇帝ネロの夢のあと―黄金宮殿 ローマ;ポンペイ発掘の基地―ナポリ国立考古学博物館 ナポリ;もうひとつのポンペイ エルコラーノ;2000年前の女性と出会う―ウェッティの家 ポンペイ ほか)
巻末年表・皇帝の事績―ローマ帝国の社会史・文化史
著者等紹介
青柳正規[アオヤギマサノリ]
東京大学大学院人文社会研究科教授。古典考古学・美術史。1944年生まれ。東京大学文学部美術史学科卒業。ローマ大学文学部古典考古学科留学。文学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆずこまめ
1
鮮やかなポンペイレッドに驚く。壁が赤いってちょっと落ち着かない気がするけど、エネルギッシュな街だったのかな。2022/06/21
tomatona
0
思いがけず出会った本だけど、面白かった。 ポンペイの町に起こったことは悲劇だけど、そのせいで当時の人たちの暮らしがたくさん見られる、というのはロマンだなぁ。2015/06/12
大塚研哉
0
世界史は嫌いだったが、面白く読めた。2013/10/05
dahatake
0
火山によって埋没したポンペイ。当時のローマ帝国の中でも大都市では無かったと言われている事を考えるとすごい。ローマのスゴいところは、ダムではない形で水を市民生活の中で活用できたことかもしれない。江戸も治水で今の東京を形作ったように。 そしてポンペイでは壁に落書きが書かれてたことも興味深い。今なら Tweet。市民の生活感がタイムカプセルとして残っていることがスゴい。2022/06/26
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