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つくられる命―AID・卵子提供・クローン技術

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784140808757
  • NDC分類 491.35
  • Cコード C0036

内容説明

私たちは、生殖医療における「第三者からの提供を受けてつくられる命」という問題と、再生医療における研究のために「つくられる胚(生命の萌芽)」の問題、という二つの先端的な課題を考えることになった。かけがえのない命を生み出すことに、現代は医療技術が深く関わっている。だからこそ、その技術の使い方のルールを、生まれてくる命のために真剣に考える必要がある。クローン時代の不妊治療をめぐる渾身のルポ。

目次

序章 “つくられる”命
第1章 私の「親」は誰ですか
第2章 ビジネスチャンスと倫理の狭間で―精子バンクの今
第3章 精子・卵子提供のルール
第4章 声をあげ始めた日本の「子ども」たち
第5章 脚光を浴びる受精卵

著者等紹介

坂井律子[サカイリツコ]
1960年生まれ。85年NHK入局。札幌放送局、番組制作局教養番組部などのディレクター、チーフプロデューサーとして、福祉・医療をテーマとした番組制作に携わる。2003年よりNHK放送文化研究所主任研究員

春日真人[カスガマサヒト]
1968年生まれ。93年NHK入局。長野放送局、番組制作局教養番組部で生殖補助医療や高齢者介護、ひきこもりなどの社会問題をテーマに据えたドキュメンタリー番組制作に携わる。2002年より番組開発部ディレクター
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マイケル

5
遺伝上の父親はだれか、これは「夏物語(川上未映子)」で扱われたAID児のアイデンティティ問題。本書はAID(非配偶者間人工授精)で産まれた子どもが大人になって遺伝上の父親を捜す現場を海外も含めて取材した本。ストレートな質問はいつも通り。精子ドナーの匿名の壁。復員兵家族のため生まれ隠されてきたAID。精子バンクの詳細カタログと優生思想。精子よりはるかに大変な卵子提供。ヒト胚研究利用の倫理問題とビジネス化問題。そして「わたしを離さないで(カズオ・イシグロ)」のクローン人間。柳澤桂子(生命科学者)氏推薦の良書。2020/09/30

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