内容説明
人前で笑われることを恥とし、人格を磨いた上方町人。歌舞伎・文楽・狂言・落語、四人の人間国宝を通して、そんな風土に生まれた、粋で洒脱な上方芸能の魅力に迫る。
目次
第1部 「上方」とその特質(三都比較に見る近世大阪の特質;伝統と革新が同居する都市・京都―近世から近代へ;競争と協調―明治後期の関西劇壇;危機から復興へ―大正から昭和戦前)
第2部 名人たちがつむぎだす上方芸能の魅力(歌舞伎―中村鴈治郎;文楽―吉田玉男;狂言―茂山千作;落語―桂米朝)
著者等紹介
森西真弓[モリニシマユミ]
1955年京都市生まれ。京都女子大学卒業。1978年『上方芸能』編集部に入社、同次長を経て、現在編集長。1995年歌舞伎学会奨励賞受賞。1999年池坊短期大学助教授に就任。専攻・日本芸能史
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