内容説明
エネルギー源を所有する者が世界を制するという世界構造は、人類史における常識だった。その結果、都市一極集中型経済、国家間の貧富の格差、地球温暖化など、現代社会にはさまざまな問題が山積している。化石燃料の枯渇を目前にした今、人類は新たな世界経済システムを創造する「好機」を迎えている。文明評論家リフキンは、世界中が平等に供給・消費できる水素エネルギー・ウェブ(HEW)の構築を提唱する。石油に頼りすぎた現代人の必読書。
目次
第1章 異なる世界観のはざまで
第2章 ハバートのベルカーブを滑り落ちる
第3章 エネルギーと文明の興亡
第4章 化石燃料時代
第5章 イスラム教という波乱の要素
第6章 世界の破綻
第7章 現代社会の弱点
第8章 水素エコノミーの夜明け
第9章 ボトムアップによる新しいグローバル化
著者等紹介
リフキン,ジェレミー[リフキン,ジェレミー][Rifkin,Jeremy]
アメリカを代表する文明批評家のひとり。ワシントンD.C.にあるFoundation on Economic Trendsの代表を務めるとともに、1994年から、Wharton Schoolの特別研究員として、科学とテクノロジーの新しい流れと、グローバル経済や社会環境に対するそれらの影響に関して、世界各国の最高経営責任者や企業重役に講義を行っている。現代社会を総合的に分析、批評し、その視野の広さとデータの緻密さには定評があり、多くの国家元首や政府高官のアドバイザーなども務める
柴田裕之[シバタヤスシ]
1959年生まれ。早稲田大学理工学部建築学科・アーラム大学(米国)心理学科卒業
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