内容説明
アーサー王伝説やケルトの神話、さらには魔女や妖精伝説が今も息づくイギリスは、おどろおどろしい怪奇現象やファンタジー・ロマンに満ちている。ハリー・ポッターを生んだイギリスのふしぎな精神世界、ミステリアスな風土と歴史を、アラマタが行く。ハリー・ポッターの世界をアラマタが読み解く。
目次
プロローグ 魔法の国イギリスへのいざない
第1 神秘の章(「イギリス的風景」の謎;聖地をつくった古代人 ほか)
第2 魔術の章(レイラインはイギリスの「風水」;霊力の島、セント・マイケルズ・マウント ほか)
第3 怪奇の章(現代の地霊「ミステリーサークル」;幽霊を追う人々 ほか)
エピローグ イギリス魔界よ、永遠なれ!
著者等紹介
荒俣宏[アラマタヒロシ]
1947年、東京生まれ。作家、翻訳家。慶応義塾大学法学部卒。膨大な古書、図像を蒐集し、その該博な知識で図像解読にあたり、神秘学・博物学・幻想文学など、幅広いジャンルで作品を発表してきた
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
62
イギリスて普通じゃない。 もしかして全土パワースポットか? TVのスペシャル番組が元。 ストーンヘンジが見てみたくなりました。2022/09/10
トムトム
30
イギリスも日本と同じ島国!土着の信仰(ケルト人の宗教観)が今でも受け入れられる土壌があるのだそう。日本人もなんだかんだで昔ながらの妖怪やお化け、ヘビやキツネなどの様々な動物神などを好きなので、妙に共感を覚えました。荒俣さんの本にしてはあっさり読みやすい。NHKの特番を本にしたものだからだろうか。2021/05/07
beirain
1
荒俣氏の本なのでもっとおどろおどろしい内容を想像したけどいたって普通だった。魔界と言われる所以のようなものは大体理解できたけど。どちらかと言うと学術書?2021/02/10
imaco
1
巨石・列石遺構、レイライン、魔女、そして現代のミステリーサークル…までは面白かった。が、話題が幽霊話になり、話が急に小さくなった気がした。2010/08/06
桃次郎
0
ハリーポッターの故郷へ、とあるが内容にハリーポッターはほぼ出てこない。それを期待して読むとがっかりする。が、イギリスの現代の解説や過去の遺物を検証してあったりと…まさにTV番組を本にしたような感じで。幻想的なものなどや物語が好きな私からすると少し退屈。だけど、今に繋がる様子を知りたい人にはよいかも。2015/07/29