内容説明
いまこそ戦後行われてきた経済至上主義の教育を見直し、21世紀の子どもたちが多様な社会を生きるために必要な学校像を構築する必要に迫られている。…それは、社会全体の課題なのである。教育改革、学力低下、総合的学習、教師の質、フリースクール、教育行政、地域との連携など、教育界が抱える様々な「宿題」への解答。
目次
第1章 戦後、教育は何を生み出してきたのか(受験戦争はこうして始まった―一九七〇年代まで;吹き荒れる校内暴力―一九八〇年代 ほか)
第2章 疲れている教師たち(悩める教師たちの現状;「総合的な学習の時間」の波紋)
第3章 教育現場の新しい試み(教育長の挑戦―学校選択の自由化;学社融合の試み―住民とつくる新しい学校 ほか)
第4章 対論・学校の役割は終わったのか(寺脇研;宮台真司)