内容説明
わが国を代表する実践的福祉思想家、「知的障害者福祉の父」糸賀一雄の先見性に富んだ思想は、没後33年経た今日もなお輝いている。21世紀の福祉社会へのメッセージとして検証する。
目次
第1部 福祉改革と糸賀一雄(近江学園と糸賀一雄;戦後社会福祉と近江学園;社会福祉の改革―措置から契約へ;糸賀思想の今日的意義;二一世紀への糸賀思想のメッセージ)
第2部 糸賀一雄の福祉思想(糸賀思想の分析視角;糸賀一雄の生涯;糸賀一雄の福祉実践―わが国の先駆的実践例;糸賀一雄における福祉の思想;糸賀の思想的遺産―世界の中での糸賀の福祉思想)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミカヅキカゲリ
2
この著者は、御用学者だと思ったので、騙されないように気をつけて読んだけれど、糸賀さんについては判りやすかった。2012/06/17
nikky
0
子どもたちに癒され、子どもはすごい力を持っていると思わされる。でも社会を変えるのは本当に難しい。
す
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冒頭は、糸賀一雄にかこつけて持論を宣伝してるようで気に入らなかったけど、糸賀の思想についてはわかりやすかった。糸賀の問題点の指摘もよかった。2014/01/04
ばあちゃんあかちゃん
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「この子らに世の光を」ではない。2013/10/03
Satoshi Kitazawa
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障がいを持つ子ども達は、純粋に人を喜ばせることに喜びを感じる。感謝されること、褒められることを喜ぶ。頭が良くてずる賢く、自分の利益のためだけに考え、行動する人間の中で、彼らは光にならなければならない。2016/09/30