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内容説明
『眠れる森』『リミット』『喪服のランデヴー』そして、『ネット・バイオレンス』!!この一冊で野沢ミステリーのすべてがわかる!『ネット・バイオレンス』(平成12年度文化庁芸術祭参加作品)覚書からシナリオまで完全掲載。野沢尚の独自のシナリオ創作プロセスが今、明らかに。
目次
第1章 僕とミステリーの出会い
第2章 名作『喪服のランデヴー』日本版、企画制作秘話
第3章 『眠れる森』でキムタクが死んだワケ
第4章 『眠れる森』の犯人のヒントはここにあった
第5章 『眠れる森』で仲村トオルに見つけてもらった「穴」
第6章 『リミット』のプロローグはこうして作られた
第7章 ミステリードラマが書ける喜び
特別掲載『ネット・バイオレンス』
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よう
1
野沢さんがいかにして脚本を書き上げるかが具体的なドラマを例に語られている。脚本執筆までにここまで推敲する脚本家は他にいないのではないだろうか。野沢さんが熱意とある種の反骨心でドラマに向き合っていたことがわかる。野沢さんのような稀有な存在である脚本家がもうこの世にいないことが残念で仕方ない2011/10/20
nightowl
1
脚本の書き方についての本。NHKから出版されたものでありながら例としてあげられているのは大半が他局作品。また、キャラクター設定など、「眠れる森」がどのように作られていったのかが分かる一冊とも言える(そのため「眠れる森」はもちろんのこと「氷の世界」の犯人も明かされているので注意)。ただ、仕事に対して律儀すぎたのでは無いだろうか。つくづく亡くなってしまったことが残念でならない。2010/08/25
ist
0
完璧主義だったんだろうな。 チームで作り上げて喜びも分け合う連続ドラマ、から 責任は全て自身にあるが、全ての喜びを一人で、という過程から 小説を書き始めた、ということが分かった。 実体験を基にしたネットバイオレンスは、なんか一面的でおもしろくなかった。 2000年の話で、自身の負の感情に引き摺られた結果なんだろう。 眠れる森は圧巻だな。 嘘、はったり、想像力。 2009/10/29