生命の不思議

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 220p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784140805374
  • NDC分類 460.4
  • Cコード C0095

内容説明

病に冒され激痛に悩む生身の人間として感じ、同時に最先端の生命科学者として考察した生命の謎、そして神秘とは…?原因不明の病から奇跡の回復を遂げた生命科学者が自らの病床体験を通して生命の謎と神秘を綴る珠玉のサイエンス・エッセイ。

目次

1 病床で見た自然の驚異(雲に馳せる思い;受粉;青い月の光 ほか)
2 病気と痛みの不思議(病名のない病気;神秘体験;中心静脈栄養 ほか)
3 遺伝の不思議(孫;ヒトゲノムを読む;遺伝子プール ほか)
4 生の不思議(認められた病;散歩;靴 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

jam

46
生命科学者として、生命の根源を求め研究に邁進していた著者は、原因不明の病に倒れ職を辞す。本書は、死と対峙し、一度ならず死を覚悟した著者が、病床にあってなお科学する心のまま、自由に思索する日々を綴ったもの。長い闘病生活のなか、文学の寛容や楽観性の価値を見出したことにも触れ、本書の最後では30年を経て病因が解明された。科学は著者を裏切らなかった。ただ、時間が必要だったのだ。その後、科学と宗教について、福島県在住の住職、玄侑宗久氏と往復書簡を交わし「般若信教 いのちの対話」は2007年文芸春秋読者賞を受賞した。2016/03/02

マイケル

4
帯に「生命の謎と神秘を綴る珠玉のサイエンス・エッセイ」。コウモリが哺乳類であることを「犬の顔をして空を飛ぶ」と説明、月を見て月面基地を想像、風を感じて地球の自転を意識、自分の感じる痛みを4段階評価して記録に取るなどまさにリケジョ。専門的で難しい内容も含まれているが、尊厳死と安楽死、臓器移植とクローン、ヒトゲノムと遺伝子プールなど知的好奇心を刺激する興味深いテーマ。オペラをレーザーディスクで観るのが楽しみと書かれており時代を感じるが、本書で紹介された数十億年という生物進化の時間スケールからすればほんの一瞬。2020/03/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/398188
  • ご注意事項

最近チェックした商品