感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
びっぐすとん
18
図書館本。新書では楽しめない沢山のカラー写真、遺跡だけでなく文明の背景となる衣食住・言語の解説、取材時のイラクの様子など、さすがはNHKスペシャルだと思った。イラクの手作業での麦の収穫の様子はかつての様子を想像させる。シュメールの格言に思わず唸った。「快楽のためには結婚、良く考えてみたら離婚」「喜びに満ちた心で花嫁、悲しみに満ちた心で花婿」「いつかは死ぬのだ、遣ってやろう。長くも生きたい、貯蓄しよう」。この辛口のユーモア、一緒にビールを飲んで楽しめる人達に違いない。彼らはどこに行ってしまったのだろう。2021/01/27
ゆずこまめ
1
写真もきれいで読みやすい。メソポタミアの格言が思わずふふっと笑ってしまうものばかりで楽しくなる。古代文明といっても現代人と同じ部分もたくさんあるんだなと思って身近に感じた。2023/01/17
むとうさん
1
2000年のNHKスペシャル「四大文明」での取材記と写真をまとめ、内容を文章化したもの。当時非常に好きでよく見ていた記憶があり、思わず図書館で懐かしさに手を取ってしまった。とりあえず眺めているだけでも面白い。今はこの手の本でもっといいものもあるだろうが、湾岸戦争後、しかも当時また空爆などがあったイラクという非常にデリケートなところへの取材記が非常に生々しく、ここだけでも読む価値があるかもしれない。2011/12/12
JUN0110
0
つまり、気候風土に恵まれた場所ではとくに新しい発想は生まれず、条件に恵まれない場所のほうに、かえって革新的な新技術が生まれたのだ。2015/10/11
705
0
発行が14年前。取材はそれより前。いまだにイラクやサウジアラビアへの遺跡の調査が困難。本当に戦争ってバカバカしくて、折角の叡智の遺産がもったいない事になってる。もっと知りたいのに!2014/06/25