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内容説明
日本人は、衆知を集め、個人の力を“チームワーク”という形で開花させてきた。戦後のエポックメイキングなプロジェクトの成功の陰には、「無名の日本人」を主人公とする「組織と群像」の知られざるドラマがあった。熱い情熱を抱き、使命感に燃え、プロの矜持を胸に、人々はどのように、直面する障害を乗り越え、マニュアルのない状況を切り拓いていったのか。あらゆるプロジェクトを成功に導くカギが、ここにある。
目次
パンダが日本にやって来た―カンカン重病・知られざる11日間
厳冬、黒四ダムに挑む―断崖絶壁の輸送作戦
海のかなたの甲子園―熱血教師たち・沖縄、涙の初勝利
翼はよみがえった―YS‐11、日本初の国産旅客機
国境を越えた救出劇―大やけど、コンスタンチン君・命のリレー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
209
特に黒部ダムの話は感動した。今こんなプロジェクトで犠牲者を出したら社会的に叩かれそうだけど、ダムをなんとか作ろうという情熱に感動した。最後は黒部ダム以降多くのダムを作ってきた人でもあれが一番大変だったとの証言にも妙に感動した。あとパンダの話しは元々チベットのパンダだし中国いい加減にしろとかいろんな事は思い浮かぶが、現場の人の苦労に頭が下がる。2016/07/10
ヴェルナーの日記
77
第3巻は日中友好の証としてして中国から贈られてきたパンダ”ランラン”&”カンカン”の上野動物園秘話。語りつくせぬほど過酷な条件の中で完成した黒四ダムとその工事に従事した男たちのドラマ。弱小だった野球チームを甲子園で優勝を習えるチームへと育て上げていった監督・コーチの話。戦後初となる純国産旅客機YS-11の制作秘話。国境を越えて大やけどした少年・コンスタンチン君を助けるためなりふり構わず救助へ向かった救助チームと医師たちのドラマと、ノンフィンくしょんであるだけにその場その場の状況がが十分に伝わってくる内容。2015/08/11
放蕩長男
13
私、プロジェクトXをほとんど視聴していなかったのですが、図書館で書籍版を見つけて読んでみたら、没入してしまいました。取りあえず。昔読んだことがある(微かな記憶ですが)1、2巻を飛ばし、3冊目を読了。パンダの受け入れ、黒部ダム、沖縄の甲子園、国産旅客機、ソ連のやけど少年の5本立てでした。途中、何度も目頭が熱くなりました。その一方で反面教師としなければならない部分も多いです。パンダ外交の無謀さ、黒部ダム工事による多数の犠牲者。単純な礼讃ではなく、そこから学ぶべきことを見極めながら、続きも読んでいきます。2016/09/25
K
0
(2000,210.76)YS-11の開発が入ってる。これも名古屋だったのか。MSJも名古屋だったね。戦後の航空禁止のブランクは7年。今や・・・。やはり断絶は厳しい。技術の伝承はいかに大切かということを感じさせられる。2021/03/25
とどっち
0
【メモ】NHK プロジェクトX -挑戦者たち-:第3巻 30-3 読書メーター登録あり:裏表紙裏赤シ―ル 読了:裏表紙裏緑シール