内容説明
今日の新聞が抱える問題はいったい何時何処で生まれたのだろうか。戦後史の現場を新聞記者として歩んだ著者が、自らの軌跡とともに、ジャーナリズムの戦後史を検証し、その病理と病根を問う。気骨の新聞人が語る、戦後ジャーナリズムの真実と多メディア時代へ向けた新聞への提言。
目次
私の記者生活の原点―そこに「広場の孤独」の緊張感が…
戦後ジャーナリズムの主系譜
“与えられた”新聞の自由
人生の転機、社会部への異動
社会部記者とは何だろうか
事件記者“七人の侍”
戦後新聞ジャーナリズムへの反撃―立松記者事件
私の「60年安保」体験
皇太子妃報道協定をめぐって
ジャーナリズムの衰弱と「報道協定」〔ほか〕