海底の沈黙―「回天」発進セシヤ

海底の沈黙―「回天」発進セシヤ

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  • サイズ B6判/ページ数 382p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784140804629
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

学徒出陣で海軍入りした東京帝国大学の神津直次は、事態をよくのみこめぬまま人間魚雷回天の隊員になってしまう。青年らしい覇気と冒険心は持っていたが、ぬきさしならぬ自分の運命に愕然とする。しかもなお彼は訓練に励み、いかにうまく敵艦に命中するかという技術的研究に没頭する。これは神津を中心に数人の予備学生、予科練出身隊員を通じて描いた回天史の全容。書き下ろし750枚。

目次

序章 岩礁に上がった黒い筒
第1章 故国艱難ノ秋
第2章 九三式魚雷が眠っている
第3章 志願の謎
第4章 初陣、菊水隊の出撃
第5章 回天発進セシヤ
第6章 いまいく日を生きる命か
第7章 沸騰する海
第8章 終戦と解放
終章 遺骨を胸に

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

micari

0
【21】図書館の戦争コーナーから。「回天」名前は知っていたけど、何の知識も持って無かった。回天計画が立ち上がってから、それぞれの戦後までが描かれていて、それに合わせての戦況も詳しく書かれていて、日本が敗戦に向かう状況がよく理解できた。特攻隊員の気持ちや考え方は、文字で理解できても、心では理解できていないと思う。でも、この作品を読んで、少しだけだけど心で理解できたような気がする。ほんの少し前、68年前の忘れてはならない出来事。2013/09/02

蘇芳

0
海の特攻隊の話2003/08/11

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