内容説明
日本占領下に起きた下山事件・松川事件と並ぶいまだ謎につつまれた三鷹事件の全貌を、関係者インタビューと膨大な公判資料、新発見のＧＨＱ資料などを駆使して解明する。
目次
１９４９年・真夏の夜の出来事
事故発生は予告されていた
「逆コース」のなかでの攻防
狙い撃ちされた国鉄労組
運命の時―竹内景助の７月１５日
フレームアップの始まり
犯行シナリオはこうしてつくられた
検事による「自白」強要
変転した竹内景助の「自白」
第一審はいかに進行したか〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
GaGa
33
下山事件、松川事件に並ぶ鉄道の大事件の懇親の研究。下山事件と違ってあまり多くを知らされていない事件であり、当時の国内情勢を合わせて読み進めても、やはり大きな謎だけが残る。ただ、被告人たちはやはり冤罪であるのだろうとは確信を持って思えた。どの国にも暗黒の時代というものはあるものだ。興味をもたれた方は下山事件の書物から入られたほうが判りやすいかと思います2010/11/07
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