内容説明
この20世紀末という時代は、人間の美しき特質であった、多くの手仕事の良さが消えつつある時代のようにも思える。合理化や大量生産によって、物が安くなるのはけっこうなことだが、それによって物の本質が失なわれるのは、文化にとって不幸な事だと思われる。昔の時代を少しは知る者として、本物が持っていた味わいを、伝えてみたいと願う。
目次
第1章 松山主義(画材;カメラ;筆記具 ほか)
第2章 男のおしゃれ(ネクタイ;シャツ;カフスボタン ほか)
第3章 日々の愉しみ(釣り具;雨靴;ポロシャツ ほか)
第4章 家のなかあれこれ(カップ&ソーサー;庭道具;香り ほか)