内容説明
捩じれる政党、奇妙な合従連衡を続ける政治家、シラケきっている国民。一体こんな政治に誰がしたのか。これらを、混沌とした世紀末現象として、座視してはいられまい。「政治破壊の時代」を超えて、国民の、国民による国民のための“政治”を、どのようにして構築すべきか。公正な物の見方・考え方を提示して定評のある政治ウォッチャーが転形期を捉え直し、民主政治の有り様を説く。
目次
序章 再び坂を転げ落ちるか日本
第1章 日本は「改革」なしにはもたない
第2章 大政変
第3章 政治改革―二人の主役
第4章 政治の嵐―敗戦から60年安保まで
第5章 輝ける経済の季節―池田・佐藤の黄金リレー
第6章 自民党政治のたそがれ―混迷の「三角大福中」レース