内容説明
セミパラチンスク実験場で行われた核実験は40年間に467回。カザフの被爆者は推定150万人。極秘資料と証言から隠された旧ソ連の核実験の「真実」を追う。
目次
第1部 狂気への疾駆―核実験前期(核実験の全てを知る町;謎に満ちたソ連の原爆開発;最初の核実験;被爆の日々の始まり;原爆から水爆へ;疑惑の「生体実験」;キノコ雲に突入せよ―核軍事演習の「真実」;全面核戦争への準備;暴走する狂気)
第2部 圧殺された抵抗―核実験後期(立ち上がる医師たち;カザフ独自の調査隊;運命のモスクワ会議;謎の第四診療所―始まった極秘住民調査;「平和利用」という名の虚妄;次世代に及ぶ被爆の脅威;ブレジネフへの手紙―「核実験場の父」の追放;核実験場の黄昏)