出版社内容情報
数十種だった生物が1万種にふえたカンブリア大爆発。魚が重力と空気呼吸に挑戦し上陸に至るドラマ。進化史上の謎を、ヒトへと連なる脊椎動物の進化に焦点をあて辿り直す。
内容説明
数十種だった生物が1万種にふえたカンブリア大爆発。生物は自由に動き回れる「形」を手にし、5つ目や上下が定かでないものなど奇妙な生物が出現した。生き方が形を決め、形の選択がその後の運命を決めていく。そして海で生まれた生命はどうやって陸に上がったのか。海から河へそして陸へ、淡水で生きることが腎臓の機能を高め、骨を太く強くしていった。魚が重力と空気呼吸に挑戦し、それを克服していく上陸のドラマ。
目次
地球カレンダー 環境と生命の詩
進化のビッグバン
爆発への長い長い助走
肉食という禁断の木の実
たった一度の選択
海からの自立を目指して
新天地、川への旅立ち
魚が魚を捨てたとき
ビジュアル博物誌
大地からの帰還
ヒトはなぜ宇宙を目指すのか
中村桂子の生命誌サロン
アノマロカリス
“生命”を知るための水族館ガイド