内容説明
コレステロールだけが心臓病の原因ではない。がん遺伝子とがん抑制遺伝子。アルツハイマー病と第21染色体の関係。アレルギー克服の鍵は分子免疫学。精神分裂病・躁うつ病のパズルを解く分子遺伝学。
目次
第1部 分子生物学の成果(生命はどこで始まるか;DNA操作技術の発達;遺伝マーカーは多様性と進化を示す;DNAの全塩基配列を決める計画;遺伝的身元証明書;遺伝的疾患をどう診断するか)
第2部 新しい時代、新しい病気(「現代病」解明に分子生物学が果たす役割;再考心臓病;がんと遺伝;アレルギー病克服への期待;アルツハイマー病の手がかり;精神分裂病は難解なパズル;躁うつ病の分子遺伝学)
第3部 分子生物学の応用に向けて(私たちはどのくらい生きられるか;遺伝と環境はともに作用する;生命の複雑さが病気を生む;バイオテクノロジーの可能性;遺伝学の倫理を考える)
世界の多様性を知って