夜明けをまつどうぶつたち

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夜明けをまつどうぶつたち

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  • サイズ A4判/ページ数 34p/高さ 21X29cm
  • 商品コード 9784140361559
  • NDC分類 E
  • Cコード C8771

出版社内容情報

森林火災とその再生を描いた、2022年スペイン「ベスト児童書賞」受賞作品

世界最大の熱帯雨林をもち、「地球の肺」と呼ばれるアマゾンで、2019年に大規模な森林火災が発生。広大な森が焼失し、多くの生きものが命を落としたことに心を痛めた作者が、動物の視点で描いた「ナラティブ・ノンフィクション絵本(事実に基づいた語り形式の作品)」。本書は、2022年スペインにおいて権威ある「コンポステーラ国際絵本賞」を受賞、スポーツ・文化庁が選ぶその年の最優秀編集図書(児童書部門)としても高く評価された。現在、スペイン国内の諸言語を含め9言語に訳されている。巻末には、著者が絵本を創作するにいたった経緯に触れつつ、世界各国で発生、頻度を増している森林火災について実情を伝え、森林保護に取り組む人々に敬意が表される。動物たちの祈りにあふれた一冊。

あらすじ:
長いあいだ雨が降らないジャングルに火災が発生し、煙によって太陽の姿が動物たちから見えない。動物たちは太陽が一向に昇ってこないことを不思議に思い、太陽を探しながら森のなかを歩き続ける。やがて激しい熱さを感じ、太陽が戻ってきたと思いきや、それは彼らが「待ち望んでいた夜明け」ではなかった。動物たちは必死で逃げ惑うが、火は燃え広がり、あたりは無情にも焼き尽くされていく。その後、ぽつりぽつりと雨が降り、森には静けさが訪れる。そして、新たな姿に生まれかわった森が現れる。動物たちは祈る──。「黄色い太陽がもう二度と姿をけしませんように。赤いインコも、青いチョウも、この緑の森も、どうかなくなることがありませんように。いつまでもずっと」

帯にはこの絵本を読んでくださった上白石萌音さんのメッセージが!
この作品には「黒い余白」があります。動物たちのこと、木々や花々のこと、わたしたちも暮らす地球のことを、自分の目で捉えるための余白だと感じます。豊かな色彩の尊さに気づかされ、遠いアマゾンの森に心が引き寄せられました。あなたもぜひ、絵本とともに思いを馳せてみてください。──上白石萌音

編集部より:
世界各国で頻度を増している森林火災は、気候変動がおよぼす影響が大きいと考えられているが、人間によって引き起こされる場合も少なくない。火災の一因となる大規模な農場や牧場では、大豆やトウモロコシ、牛肉などを生産しており、そこで収穫されたものをわたしたち日本人も食べていることを考えると、決して無関係ではない。この絵本のきっかけとなった2019年の火災では、森林の11%が消失されたともいわれ、多種多様な動植物が失われた。この作品をとおして、ひとつしかない地球を守るために、いま何ができるのかを読者とともに考えてみたい。

内容説明

本書は、2019年に南米アマゾンの森林で発生した大規模火災の悲劇をもとに創作されました。アマゾンは日本の裏側、つまり日本からもっとも遠い場所に位置します。そんな遠く離れた国のこと、自分には関係ないと思いがちですが、決してそうではありません。大量の二酸化炭素を吸収していることから「地球の肺」とも呼ばれる世界最大の熱帯雨林を失えば、温暖化は加速し、気候変動はとめられなくなります。物語は、火災の煙によって姿が見えなくなった太陽を探しに、動物たちが森の奥へと歩き出すところから始まります。少し怖いですが、心と目を開いてページをめくってください。動物たちの祈りが聴こえてくるはずです。森林火災とその再生を描いた2022年スペイン「ベスト児童書賞」受賞作品。

著者等紹介

アンチョレナ,ファビオラ[アンチョレナ,ファビオラ] [Anchorena,Fabiola]
1983年、ペルーのリマで生まれ、ペルーとアメリカ合衆国で育つ。大学で建築を学んだあと、イラストレーターとして自然をテーマにした作品づくりに取り組む。2020年からはメキシコやチリの大学で絵本制作に関するディプロマを取得。スペインの出版社から刊行された本書『ESPERANDO EL AMANECER』は、2022年スペインにおいて権威ある「コンポステーラ国際絵本賞」を受賞、スポーツ・文化庁が選ぶその年の最優秀編集図書(児童書部門)としても高く評価された。現在、スペイン国内の諸言語を含め9言語に訳されている

あみのまきこ[アミノマキコ]
1958年生まれ。上智大学、東京外国語大学大学院にてスペイン語・スペイン語文学を学ぶ。大学でスペイン語の教鞭をとりながら、スペイン語圏の児童書や昔話の研究、紹介に取り組む。縁あってペルーをたびたび訪れるうちに、その人々と文化に魅せられる。趣味はペルー料理をつくって食べること。翻訳絵本に『カピバラがやってきた』(岩崎書店、第14回ようちえん絵本大賞)、訳書など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

143
スペインベスト児童書賞作品ということで読みました。森林火災の中、森林をサバイブする動物たちの物語、気候変動や乱開発による森林火災の増加は、愚かな人類たちに原因があります。森林保護活動の大切さを学べる1作です。 https://mag.nhk-book.co.jp/article/513932024/05/26

わむう

24
2019年、大干ばつが原因でアマゾンで起こった森林火災。煙のため太陽の明かりが見えず、太陽の光を求めて歩き続けた動物たち。明かりが見え、太陽が戻ってきたと喜んだ動物たちが見たものは巨大な炎だった。オーストラリアでも森林火災のため、4万頭を超えるコアラが焼死してしまった悲しい出来事を思い出しました。2024/07/25

anne@灯れ松明の火

21
新着棚で。真っ暗な森の中、太陽を求めて、奥へ奥へと進んだ動物たちが見つけた焼けるようなアツさは、太陽ではなかった! 真っ黒の背景が赤に染まり、やがて、優しい青空と緑に戻っていく……。森林火災とその再生を描いた、2022年スペイン「ベスト児童書賞」受賞作品。訳は、あみのまきこさん。 2024/06/12

みさどん

20
世界最大級の山火事にあった動物たちの背景が、シンボリックな色で表現してある。黒で迷走、赤で火事、光の色で明るい未来を。解説を読むと、山火事が長く広範囲で物凄い規模になってしまうのだな。現代の悪環境で、人為的な部分も否めない。環境改善はこんなところにも大切だと思わされる。一気に奪われる生き物の命が悲しい。2024/11/06

ヒラP@ehon.gohon

10
【再読】大人のための絵本2024/08/08

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