出版社内容情報
休むためならあくせく働き、笑うときにもルールがあって、ケチが尊敬に値する…そんなドイツ人「あるある」を、ユーモアたっぷりに描くエッセイ集。語注と日本語対訳、著者による朗読音声ダウンロード付き。
内容説明
休むためならあくせく働き、笑うときにもルールがあって、ケチが尊敬に値する…そんなドイツ人「あるある」をやさしいドイツ語でたのしく描いた、16の対訳エッセイ集。
目次
他に節約できるものない?
動物保護がとまらない~!
食べるもの?う~ん…
ドイツ人vs.ベルリン人
休むためにあくせく
笑うときにも真面目なんです
サービス砂漠ドイツ?
イエス、ノー、付き合う…かも?
クールジャパン?
姉と彼女の結婚式
じゃがいも愛
BBQ道
ゆううつな体育祭
クールでいたい
馬が恋人?
ドイツ人から近い国、遠い国
著者等紹介
メントライン,マライ[メントライン,マライ] [Mentlein,Marei]
ドイツ最北部の町キール出身。NHK「テレビでドイツ語」/「まいにちドイツ語」出演者としてもおなじみ。二度の留学を経て日本との「縁」を深め、2008年より日本在住。通訳・翻訳・ドイツ放送局のプロデューサーにウェブでの情報発信と多方面に活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
99
対訳版ドイツ語エッセイです。もとは日本語だったそうですが、ドイツ語での文章を掲載していて比較的読みやすい感じでした。ドイツ人の特性などが書かれていますが、最近はむかしよりも普通の外国人に近くなっているのではないかと思いました。40年近く前にドイツ人の家のいたときに比べるとあまり違和感をこの文章では感じませんでした。NHKのホームページからダウンロードしてヒアリングの勉強にむいている内容だと思います。2018/05/29
mawaji
9
旺盛なもったいない精神、白い靴下を履いた短パン+サンダル姿、笑わなければならないところで鳴るファンファーレなどなど、ドイツに親しみを覚えるエッセイ満載でした。ドイツの恋愛事情を読むと、ベートーベンやブラームスが恋に破れた理由が垣間見えたような気がするようなしないような。ドイツ語は学生時代に2年間学んだだけなので、ベルリン人の洗礼を受けにぜひドイツに行ってみたくなりました。図書館本なので音声ファイルをゲットするために購入して勉強しなおそう。ふと脳裏に浮かんでくる著者のツイッターのアイコンにうなされつつ読了。2021/08/06
tieckP(ティークP)
7
日本で活躍しているドイツ人エッセイストの対訳エッセイ。2013年のエッセイを2017年に出した時点ではまだ鮮度を保っていたが、2025年になると、いまのドイツ人とはかなり違うかもしれない。たとえばアニメについて、ドイツではまだ趣味として公言しづらいと書いてあったけれども、今では漫画も含めてかなり普及していると思う。またドイツに限らず、国際的に似通っていく部分もある。とはいえ、ドイツを出るドイツ人らしくユーモアに溢れ、読みやすい。日本語とドイツ語がかなり違うので、かえってドイツ語の勉強にも良さそう。2025/04/01
法水
6
先月、杉江松恋さんとのトークイベント時に購入。ドイツ人の特性が面白おかしく書かれ、読んだ後ではドイツ人に親しみが沸くこと間違いなし。ドイツ語に「彼氏・彼女」にあたる言葉がないということにちょっとびっくりしつつ、お姉さんが女性と結婚したことがサラっと書かれているあたりはお国柄かなと感心。ドイツ語はオーストリアに行った際に一冊勉強した程度でまったくの門外漢なので、ドイツ語の方は拾い読みした程度だけど、また改めて音声とともに読んでみようっと。2017/10/30
ツジ
5
勉強用に買って、和訳の方だけ読了。 いい感じに真面目なドイツ人。 日本人みたいに真面目すぎる訳でもないし、緩すぎる訳でもないし。 ドイツ人の性格が少しだけわかった気がする。2024/04/24