内容説明
モーリス・ルブランの短編集『怪盗紳士アルセーヌ・ルパン』より、「ルパンの逮捕」「遅すぎたホームズ」の2編を収載。原文だからこそわかるルパンのしゃれっ気たっぷりの会話と味のあるトリック。小気味よい文体は読みやすく、初級~中級レベルのフランス語学習者に最適。原文+最新の訳で、ルパンが何倍にも楽しめる一冊。
著者等紹介
佐藤若菜[サトウワカナ]
慶應義塾大学商学部卒業後、フランスに留学。フランス語および英語の翻訳家。辞書の編纂にも携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kei
14
決して、フランス語では読んでおりません。(笑)一応、第2外国語はフラ語専攻で、人が2年で済むところを4年も(!)修学したのだから、と、挑戦してみたのですが。トホホ。これ、実は、年マタギで、がんばってたのになあ。ただ、ルブランのルパンには、思い入れがあります。偕成社の全集、少しずつ、親に買ってもらいましたね。(笑)同じシリーズの、フランス語で読むモーパッサンの首飾りを読むのが、目標ですが、さあ、どうでしょう?(遠い目)対訳とnotesが、完璧なので、読み物としても、学習系としても、楽しめます。2014/01/05
さゆき
7
「ルパン対ホームズ」は(というかルパンシリーズは大半がそうだけど)訳が古いものしか見つからないので、なかなか手が伸びない。でもこれは新訳がついているので気軽に読めた。原文のフランス語も何とか(対訳をチラ見しつつ)理解できる範囲。前半はミス・ネリーとの恋愛模様、後半はホームズとの対決、というふうに読み応えがある。対ホームズは他にも何篇かあるようなので、探して読んでみたい。2017/03/07
Iwata Kentaro
2
ルブランは小学生の時貪るように読みました。ひさしぶり。フランス語で読むとかなり雰囲気が変わりますが、こちらの力不足で対訳の力を借りないと読めません。もっと勉強します。2019/04/17
ありさと
0
リハビリにのろのろとなんとか読了。対訳としては訳文が意訳に過ぎる箇所も多々あり、むしろ新潮の堀口大學訳が逐語訳に近いのに驚いたり。ネタバレになるので書かないがミステリの手法に関する解説は良かった。2016/04/17
榊原 香織
0
初級者にはちょっと難2020/02/23