出版社内容情報
【野菜が主役の料理】
旬の野菜にはおいしさと力強さがあり、栄養もたっぷり含まれている。そんな野菜が、肉や魚の“添え物”でしかないなんて、本当にもったいないこと。
でも、旬の野菜をお店で野菜を買うときはまとめ買いがお得だし、宅配サービスを頼むと同じ野菜ばかりが届くことも。家庭菜園を楽しんでいる場合は、収穫物を持て余すこともしばしばで、同じ野菜を同じ調理方法で食べていると、飽きてうんざりしてしまう。
そんなとき、持て余しがちの野菜が、ご飯もお酒もどんどん進む料理になったら? 同じ種類の野菜でも、きっとおいしく食べられるはず。
同じ野菜でも調理法と切り方、使う調味料のバリエーションによって、さまざまな味わいを引き出すことができる。煮るのか、焼くのか、炒めるのか、丸ごと調理するのか、みじん切りにするのか、料理によって使い分けたい調理法についても詳しく紹介。そして、すべてのレシピに共通しているのは、これまでの常識を覆す3のポイント。
①アクは取らない/野菜のアクは取り除かずに、うまみとして利用。
②皮ごと調理する/皮のうまみも生かして調理するのがおすすめ。
③動物性の食材を使わない/野菜本来のやさしいおいしさを生かすため、肉や魚など動物性の食材はあえて使わない。
例えば、ニンジンを丸ごと煮る「ニンジンの梅干し煮」、食材の組み合わせが斬新な「葉ネギとブドウの白みそマリネ」、肉が入っていない「キャベツのファルシ」など、新感覚の野菜料理は味わいも華やかで、日々の食卓を豊かにする。
さらに、野菜を乳酸発酵させてたり、発酵食品に漬けた保存食も収載。保存食のいちばんの魅力はゆっくりと味が変化すること。その変化も含めて楽しみたい。同じ野菜を漬けても、育て方や季節によって仕上がりが異なる。やはり、旬の野菜の力強さが漬物の出来を決めるポイントだ。カノウ流で発酵保存食もマスターしよう。
●野菜をどっさり食べる
塩蒸しインゲン
カリフラワーの酒かす豆乳ポタージュ
キュウリの丸ごとグリル サルサソースがけ
ズッキーニのソムタム風
ダイコンのコチュジャン煮
蒸しハクサイの中国風
トマトのみそ詰めグリル 他
●漬ける 保存食の魅力
発酵トマトソース
キュウリの発酵ピクルス
ナスのからしこうじ漬け
キャベツの水キムチ
ハクサイのべジキムチ 他
内容説明
意外性のある食材の組み合わせで野菜をどっさり食べる料理57品。味の変化をゆっくりと楽しむ漬ける保存食15品。
目次
野菜をどっさり食べる(塩蒸しインゲン;インゲンのチャプチェ;キヌサヤのラー油あえ;スナップエンドウの梅ドレッシングサラダ;カボチャの春巻き ほか)
漬ける保存食の魅力(トマトのシロップショウガ漬け;発酵トマトソース;ミニトマトのみそ漬け;キュウリの奈良漬け;キュウリの発酵ピクルス ほか)
著者等紹介
カノウユミコ[カノウユミコ]
野菜料理研究家。鳥取県北栄町のふるさと大使。鳥取県の専業農家に生まれる。生来の料理好きで、高校生のころから自然食に興味を持ち、ベジタリアン料理、精進料理を研究する。2000年~2012年まで、東京・世田谷区三宿で精進懐石料理「菜懐石仙」オーナーシェフとして腕を振るう。現在は家庭で簡単に楽しめる野菜料理教室を鳥取と東京、岡山で主宰し、全国から多くのファンが集まる。野菜にトコトン向き合って作り出される料理とお菓子は、植物性食材だけを使い、シンプルながら深くやさしい味わい。野菜料理の著書は30冊を超える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。