内容説明
ミステリーと料理好きに贈る「2度おいしい1冊」お気に入りの主人公は何を食べている?20冊のミステリーから20皿のおいしい料理。
目次
失意のマリーノ警部も元気が出る「赤ピーマンと粗びき肉のパスタ」(パトリシア・コーンウェル『遺留品』)
推理しながら片手でつまむ「あつあつ卵のサンドイッチ」(スー・グラフトン『裁きのJ』)
事件直前、海辺の食堂で食べた「ギリシャサラダ」(サイモン・ブレット『手荷物にご用心』)
忙しいときのシンプル・イタリアン「フリッタータ」(サラ・パレツキー『レディ・ハートブレイク』)
仕事のあとの疲れをいやす「ビーフの赤ワイン風味」(サラ・パレツキー『バーニング・シーズン』)
本を見ながら飲みながら、夫が作る「小えびのソテー&バジルペーストのパスタ」(アーロン・エルキンズ『遺骨』)
大自然の中で食べる焼きたての味「ハム入りコーンブレッド」(クリスティン・アンドレア『動機』)
元刑事シェフの厨房で食べる「ペッパーステーキ」(ミネット・ウォルターズ『女彫刻家』)
あわてもの主婦ジェーンの「みかんドレッシングのにんじんサラダ」(ジル・チャーチル『ゴミと罰』)
事件の前にも終わったあとにも「プチ・シュークリーム」(ジル・チャーチル『クラスの動物園』)〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
21
様々な海外ミステリの料理をレシピ付きで再現。料理もそうだけど、本の紹介も実に美味しそうなので(作中の料理説明)作りたくなるし、読みたくなる。卵サンドやユダヤ風ポテトクーゲルが実に美味しそう。作家だとジル・チャーチルが気になるかな。2019/10/31
はる
14
図書館本。ああ、途中で読まなくなっているシリーズもあれば、いまだに続巻を待っているシリーズもあるなぁ~と思いながら読む。食べなければ生きていけないさ。それもできれば美味しく。楽しく一緒にいられる相手ならなおさら。作ってみたいのはフリッタータ。食べたいのは、アラスカ風トマトシチュー。読んでみたくなったのは「天使の一撃」と「女彫刻家」2016/09/11
nagatori(ちゅり)。
9
ページを開いた途端に襲われたデジャヴ感。ん?も、もしや…!かなり以前にお目にかかっていた本でした(^^;でも再読でも忘れていたところもあり、そして何度読んでもおいしいものはおいしいのだ。久しぶりにケイに会えて嬉しかった。そしてリディア&ビルシリーズでは、リディアがメアリーと食べていたターニップケーキ(多分大根餅)を再現してほしかったなあ!と一人悶え。でも作品紹介もとても楽しくて、嬉しく美味しい一冊でした。2014/08/15
アルクシ・ガイ
6
純文学にももちろん料理は出てくる。でも料理に注目すると、罪悪感(!)が芽生えるんですよね。ちがう、注目すべきはそこじゃないだろう、みたいな。その点、ミステリは楽です。安心して旨そうだと涎を垂らせる。2021/11/06
Takashi Kai
5
以前、「料理で読むミステリー」を読んだのだが、同作者のこちらもコンセプト(というか作り・内容)はほぼ同じ本(2冊のすみわけはカラーか否かくらい)。ミステリーに出てくる料理っておいしそうですよね?たとえば、村上春樹の小説で出てくる料理のファンがいるように、たとえば、池波正太郎は御自ら料理の本を出しているように、どの分野においても料理をながめる楽しさというものがあって、この本はミステリーに出てくる料理を写真・レシピつきで紹介してくれる。昨晩、ふとんの中で読んだのだが、セルフ飯テロでした。おなかがぐぅとなった。2014/10/01




