出版社内容情報
『将棋講座』テキストの「村山慈明の知って得する序盤術」を単行本化。本書は特に、居飛車対振り飛車の対抗形にしぼった内容を紹介。居飛車党の著者が、対振り飛車の序盤対策を惜しみなく解説する。
内容説明
「序盤は村山に聞け」と言われるほど、序盤の研究家として知られる著者。居飛車対振り飛車のとき、序盤でどのように駒組みをすればよいかが分かる定跡書。
目次
第1章 四間飛車(急戦その1―先手4五歩早仕掛け;急戦その2―斜め棒銀;居飛車穴熊)
第2章 ゴキゲン中飛車(積極的に動く「超速」;一直線穴熊)
第3章 角交換四間飛車(基礎編・飛車先を伸ばす;飛車先保留策)
第4章 4‐3戦法
第5章 藤井システム(穴熊を巡る攻防;居玉をとがめる急戦)
著者等紹介
村山慈明[ムラヤマヤスアキ]
1984年東京都出身。桜井昇八段門下。95年、6級で奨励会に入会。2003年四段、14年七段。16年、第65回NHK杯テレビ将棋トーナメントで優勝(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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akihiko810/アカウント移行中
11
NHKの将棋講座の、対抗系の棋書。 基本的には居飛車側の説明だが、振り飛車からみても「そんな筋あるのか」というのが載っていてよい。3級~三段くらいが対象だろう難易度で、まさに私の棋力にぴったり。4-3戦法、角交換四間飛車は振り飛車の私は必見の内容だった。 /対ゴキ中・超速銀は、玉を囲う前、6八玉で銀を繰り出す /対四間飛車居飛車穴熊は、6六銀と角道を止め~6八角と角引き2021/05/05
ロタ
1
定跡の基本書。手広いので広く浅くだが、「こう来たらこう」「この形にはこう指す」と体系づけて説明してくれているところが非常に素晴らしい。おさらい・振り返りとしては良書だった。2019/07/16