出版社内容情報
飛車と銀の協力で敵陣を突破する棒銀戦法は、多くの戦型で使える優れた戦法。突破の決め手や反撃への対処法など、丁寧に分かりやすく
内容説明
棒銀で、シンプルに敵陣を打ち破ろう!突破の決め手や反撃への対処法など、丁寧に分かりやすく解説。数々の新鋭棋士を育て上げ、指導力の評価も高い井上慶太九段ならではの、一から分かる棒銀解説書です。
目次
第1章 基本の相掛かり棒銀(棒銀とはどんな戦法?;銀と飛車の協力で敵陣突破;相掛かり棒銀を学ぼう;端を絡めてバシバシ攻めよう;どちらが勝つの?相棒銀)
第2章 矢倉棒銀と角換わり棒銀(矢倉棒銀(矢倉棒銀を学ぼう;損して得取れ!銀捨てからの端攻め;はね返されたら立て直せ;後手でも先攻!一直線棒銀)
角換わり棒銀(角換わり棒銀を学ぼう;力をためて一気に猛攻!;端攻めからサイドチェンジ))
第3章 棒銀で四間飛車撃破(基本の攻め方を身につけよう;振り飛車のカウンターは怖くない;飛車の転回には角がポイント;左美濃&ナナメ棒銀で強く戦おう;これも棒銀?美濃崩し)
著者等紹介
井上慶太[イノウエケイタ]
1964年兵庫県出身。若松政和七段門下。1983年四段。1985年度新人王戦など棋戦優勝2回。トップ棋士であると同時に、新鋭のプロ棋士を育て上げた、非常に優秀な指導者でもある。現在も地元・加古川で将棋倶楽部を開き、後進の指導を熱心に行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
uD
13
現在3級、得意戦法は原始棒銀と矢倉棒銀(というか他は打てない)の状態で、約1ヶ月かけてちまちまと読んだ。とにかく棋譜を追うことに時間がかかって仕方なかった。これも“ストック不足”であることは間違いないと思う。「ああ、あの手筋ね!」とならない、むしろ「ん?なんでそれがセオリーなん?」の連続。笑 この本をマスターするだけで相当に強くなれる気がするのは、あまりに知識が乏しいからなのか。当面は、振り飛車には舟囲い、居飛車には矢倉囲いを徹底してみよう。最近知った極限早繰り銀、エルモ囲いあたりを使いたいとも思いつつ…2019/04/18
キタガワ
9
居飛車の基本的な知識吸収。 分かりやすい説明でとても勉強になった。2017/12/22
みんく
1
棋書のレビューが少ないのは、将棋指しがあまり読書メーターを利用しないからなのだろう。駒の動かし方は分かるけれど、序盤をどう狙って指せばいいのか分からない、という私のような初級者向け。単純明快・破壊力抜群の「棒銀」戦法の棋書。この本を読めば「相掛かり」「矢倉」「角換わり」さらに相手が「四間飛車」で来たときにも対応できる。定跡とはただ覚えるものではなく、一手一手に理由があり流れがあるのがよく分かった。ただ、棋書を読むことも初心者なので、盤駒で並べながら読んで、根気がいった。最後はこんな棒銀もあるのかとビックリ2020/02/24
kinaba
1
NHK出版の将棋本にしてはかなり見やすいレイアウトでよかった。かなり入門向け。2016/09/23
tamagotree
0
電子書籍だとレイアウトが非常に読みにくいやつ。NHKの将棋本では他でもあるらしいけど。 内容としては、初心者向けで、棒銀を丁寧に説明しているし。原始棒銀、矢倉棒銀、角換棒銀に、対四間飛車の棒銀と範囲も広くていい感じでした。 2020/10/07