内容説明
高浜虚子の足跡をたどりながら、変貌する武蔵野の風物に触れつつ、吟行による俳句づくりを学ぶ旅。写真や地図も満載。楽しい入門書。
目次
府中の欅並木
深大寺の虚子像
野火止の春水
三宝寺池の木の芽
晩春、武蔵国分寺
緑雨、小石川後楽園
小江戸川越、蔵の町
涼風、浅草伝法院
初秋、日本橋百貨店
善福寺池の子規忌〔ほか〕
著者等紹介
深見けん二[フカミケンジ]
大正11年、福島県生まれ。昭和16年より高浜虚子に師事、東大入学後に山口青邨門となる平成元年に藤松遊子、今井千鶴子とともに同人誌「棚」を創刊、また平成3年に「花鳥来」を創刊・主宰。「ホトトギス」同人。NHK教育テレビ「NHK俳壇」選者、NHK衛星第2放送「俳句王国」主宰などをつとめる。句集『父子唱和』『雪の花』『星辰』『花鳥来』(第31回俳人協会賞)などのほか、評論集などの著書がある
小島ゆかり[コジマユカリ]
昭和31年、名古屋市生まれ。早稲田大学在学中に短歌を作りはじめ、昭和53年「コスモス」短歌会に入会して宮柊二に師事、平成10年より「コスモス」選者となる。また、NHK教育テレビ「NHK歌壇」の番組進行役をつとめたのち、平成15年4月より同番組の選者となる。歌集『水陽炎』『月光公園』『ヘブライ暦』(河野愛子賞)『獅子座流星群』『希望』(若山牧水賞)『エトピリカ』のほか、エッセイ・歌論書がある
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