内容説明
明快な俳句指導で絶大な支持を集める現代俳壇の第一人者による俳句入門書。俳句の魅力を、「季語」と日本人の暮らし・文化との関わりからやさしく説き起こし、句作の基本、表現を深める技巧、自作に磨きをかける推敲法まで、例句をあげながら丁寧に解説。また、四季折々の名句鑑賞も豊富に盛り込みました。初めて俳句に接する入門者から、句作の幅をより広げたいベテランまで、全ての俳句愛好者にむけて、“俳句を学ぶ楽しみ”を語る狩行俳句講座の集大成です。
目次
1 季語のこころ(一月;二月 ほか)
2 句作の基本(定型を活かす;季語の効果 ほか)
3 俳句の背景(数と俳句;色と俳句 ほか)
4 推敲10ポイント(「てにをは」を正す;切字の使い方 ほか)
5 名句に学ぶ(初春から仲春へ;晩春から初夏へ ほか)
著者等紹介
鷹羽狩行[タカハシュギョウ]
昭和5年10月5日、山形県生まれ。山口誓子・秋元不死男に師事。同53年、「狩」を創刊、主宰。NHK教育テレビの「俳句入門」、「NHK俳壇」、「NHK趣味悠々・はじめての俳句」など俳句番組講師を歴任。「毎日新聞」「東京新聞」の俳壇選者のほか、NHKラジオ深夜便「ラジオ歳時記」に出演中。(社)俳人協会理事長、国際俳句交流協会常務理事、(社)日本文芸家協会理事。俳人協会賞、芸術選奨文部大臣新人賞、文部大臣表彰、毎日芸術賞を受賞
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