出版社内容情報
パーキンソン病は早期に発見して適切な治療を受けることが重要。リハビリによって悪化を防ぐことができる。基本的な病気の仕組みから治療の流れ、最新治療までを丁寧に解説。
内容説明
病気の進行は?最新の治療法は?正しいリハビリテーションは?第一人者が丁寧にやさしく説明。
目次
1 早期発見が何より大切!~パーキンソン病ってどんな病気?(もしかして?パーキンソン病を疑うとき;症状は徐々に進行していきます ほか)
2 パーキンソン病でも長く元気に!~薬を中心とした治療法を徹底解説(運動症状には薬が効く;2種類の薬でドパミンを補充 ほか)
3 自分でできること、周りができること~リハビリテーションと周囲のサポート(リハビリテーションはすぐ開始;リハビリテーションで大切なこと ほか)
4 パーキンソン病治療の最先端とこれから(iPS細胞への期待;再生医療の道のり ほか)
著者等紹介
高橋良輔[タカハシリョウスケ]
1959年生まれ。1983年京都大学医学部卒業。京都大学大学院脳病態生理学講座臨床神経学教授。博士(医学)。専門はパーキンソン病とその類縁疾患。日本神経学会代表理事、日本神経治療学会評議員ほか多数の役職を歴任。日本内科学会指導医、日本神経学会指導医ほか。「パーキンソン病治療ガイドライン」作成委員会委員長を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
24
かつて発症から10年で寝たきりになるといわれていたパーキンソン病。早期に発見し、薬物療法の進歩とリハビリテーションによって病気の進行を遅らせることで健康な人と変わらない生活が出来るという。専門家から分かりやすい言葉を使って解説してもらえるので入門書として気軽に手に取れる。質問形式で病気の原因、治療に使う薬物、日常生活で気をつけるポイント、転倒防止など具体的なアドバイスが多いのもいい。2016/12/16
りえこ
10
父がパーキンソン病かもと診断され、色々知りたくて読みました。希望の持てる参考になる事がたくさん書いてあり、読んで良かったです。2021/12/29
Tomoki Endo
4
ある事情で読むことに。発症しても死ぬことはないというのが安心した。パーキンソン病とはどんな病気で、治療法はどんなで、周囲のサポートはどのように行うかが書かれている。2021/03/20
emirio
1
わかりやすい。もう一度読む。2019/01/06
UFO_TypeR
1
パーキンソン病について、わかりやすく書かれている。診断されたら、薬剤投与とリハビリが重要。10年元気に活動している人もいるようだ。ただ現状根治治療は難しい。iPS細胞や遺伝子導入を利用して治療法の開発が活発に進められているので、元気な状態を維持する努力が大事だ。また周囲の理解とサポートが欠かせない。2017/04/08