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出版社内容情報
アメリカのイラク侵攻による悲劇の中で甚大で継続的だったのは、イラク国立博物館の掠奪とそれに続く考古遺跡の盗掘――偉大な文明遺
内容説明
守れなかったイラク国立博物館。いや、守ろうとしなかったのだ。アメリカの戦車隊の傍らで奪われた、約1万5000点の人類の遺産。何が起きたのか。なぜ防げなかったのか。戦争の「陰」を解き明かし、文化遺産保護の「未来」への教訓を焙り出す、熱誠のノンフィクション!
目次
第1章 イラクにおける文化遺産の保護(二〇〇三年以前)―長期的な考察
第2章 「誰も文化のことを考えていなかった」―戦前初期における、戦争に付随した文化遺産被害への対策
第3章 戦後計画策定への道
第4章 会合
第5章 予想どおりの災難―イラク国立博物館の掠奪
第6章 国際社会の反応
第7章 じわじわと広がる惨事―戦闘後の遺跡掠奪
第8章 イラク考古遺物の壊滅前夜
著者等紹介
ロスフィールド,ローレンス[ロスフィールド,ローレンス] [Rothfield,Lawrence]
1956年生まれ。スタンフォード大学卒業。シカゴ大学教授(英文学、比較文学)。シカゴ大学文化政策センター所長、シカゴ大学大学院人文学研究科長などを歴任。コロンビア大学Ph.D.。研究領域は人文学、都市開発とそれに付随する政治学・社会学、文化遺産保護
山内和也[ヤマウチカズヤ]
1961年生まれ。早稲田大学第一文学部(東洋史専攻)卒業。早稲田大学大学院文学研究科(修士課程)修了。テヘラン大学人文学部大学院(修士課程)修了。シルクロード研究所研究員、東京文化財研究所文化遺産国際協力センター地域環境研究室長を経て、帝京大学文化財研究所教授。専門はイラン・中央アジアの文化史、考古学。アフガニスタン・インド・キルギス・タジキスタン・エジプト・ヨルダンなど、中央アジアおよび西アジアで広く文化遺産保護の活動を行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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