内容説明
昭和初期の安野少年の遊びや、津和野の町の風俗を楽しい画と文でつづる。津和野弁の文はユーモアとともに誰もが懐かしさを覚える不思議な感覚に誘う。
目次
屋台
喧嘩
学芸舎
遊び ハンカチとり
兎のダンス
蠅捕り週間
歯磨き週間
マラソン大会
喧嘩ごっこ
黍がら細工〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
せっちゃん
14
昭和を思い出せる1冊。2023/03/31
tama
6
図書館本 安野光雅ローラー読み 表紙絵から楽しい。欧米かと思いきや田植えや「鞍馬天狗!御用御用!」がいる。漢字にうるさい藤本先生健在!学芸会4日前に突然の代役(しかも主役)指名(by藤本先生)は無茶だよー。トラ刈りを屋根の上から笑った大工への怒りが凄い!花瓶を割ってしまったみっちゃんへの藤本先生の言葉が素敵!「あいさつ」「学校ごっこ」もいい!しかし電気屋さんって、昔の山村へは「来る」ものだったんだねぇ。2017/01/05
まつどの理系こうし(まりこ)
5
絵日記のような絵本。そこに、藤本先生という安野さんが小学生だった時の担任の先生が、細かく漢字のミスを指摘したり、話題に対してコメントをつけたりしてくれます。漢字ミスに対して先生が"30字書いて練習しなさい"とコメントしていたのが何だか懐かしい気持ちになりました。それ以外のコメントも、優しかったり皮肉がこもっていたり厳しかったり、そんなやり取りが楽しいです。2017/03/24
Goblin_Tale
3
安野光雅さんの子供時代を描いた絵本の第二弾です。光雅少年、弟、級友たち、藤本先生、色々な大人たちのエピソード。ガマの油売りが縁日にいたり、ポン菓子売りの人がきたりと、2020年から見ると「とおいむかしのこと」なのですが、安野光雅さんにとっては「ついきのうのこと」なのでしょうね。石見神楽など島根の文化についても書かれています。2020/06/18
かん
0
👀2021/10/31