かっぱ沼―田村一二の世界

田村 一二【著】

ＮＨＫ出版（1999/11発売）

• サイズ B5判／ページ数 1冊(ﾍﾟ／高さ 17cm
• 商品コード 9784140092866
• NDC分類 723.1
• Cコード C0071

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Ｍａｉラピ]

絵と題材のかっぱと狐に惹かれて手にした。頁の最後の方に田村 一二氏のエッセイがあり、あの近江学園の設立者でわが国の福祉の先駆者の一人と知る。さすがに「この子らを世の光に」の糸賀一雄氏は知っていたけど。絵はもちろん文章も人柄も大好きになった。板画（いたえ）、ベニヤ板がキャンバスより安いからと板に油絵具で描かれたもので、その様は昔話の絵本の挿絵のよう。ススキや山や枯葉や枯草等は削って木の素材そのまま。素朴でなぜか懐かしい。「狐凧」という作品が特にすき。一つ一つの絵にちゃんと楽しいお話が用意されているよう。

2011/03/23

[寺島ヒロ]

板絵（いたえ）描き作家、田村一二（いちじ）の作品集。赤が美しい。

2014/01/07

[必殺！パート仕事人]

板画（いたえ）の作品です。作者が亡くなってから編集されたようです。偲ぶあとがきがありました。

2023/09/22